事業活動
ある病気の原因となっているターゲットを特定し、その治療に貢献する新薬のシーズ(種)をつくる。 ひとことで言えば、そんな"0から1を生み出す"仕事が創薬研究です。ただし、それらのシーズが最終的に新薬となり、医療現場へ提供される確率は1万分の1とも2万分の1とも言われ、ひとつの新薬開発に費やされる時間は10~15年にも及びます。
キョーリンでは、こうした創薬力で世界に通用する企業になるため、日・米・欧の3極研究体制を確立するとともに、重点領域を「感染症」「免疫・アレルギー」「代謝性疾患」の3つに絞り、より効率的な創薬研究活動を展開しています。
グローバルな創薬ネットワークで、「リード探索」研究を強化

新薬のシーズとなるリード化合物(候補化合物)をいかに早く、効率よく見つけ出すか。キョーリンは日・米・欧3極からなるグローバル創薬ネットワークを確立し、キョーリン製薬の探索合成研究所・創薬研究所、杏林スコットランド研究所(KSRL)及び米国子会社 ActivX Biosciences社の3拠点でそれぞれの得意とする技術をうまく活用することで、創薬研究の質の向上とスピードアップを目指しています。
効率的な「リード最適化」研究の推進

あるリード化合物が見つかった後、それをさらに一歩医薬品に近づけるために「リード最適化」研究が行われます。杏林製薬探索合成研究所・創薬研究所では、実際に化合物の合成を行う部門や薬効、体内動態・安全性を確認する各部門が互いに連携を図ることにより、効率のよい最適化研究を進めています。キョーリンでは、これらに必要となる技術をコアテクノロジーと考え、揺るぎないものに育て上げていきます。
独創性に優れた創薬力で、世界的な評価を獲得
キョーリンの創薬力は、世界でも高く評価されています。中でも、感染症治療の可能性を広げた世界初のニューキノロン系抗菌剤「ノルフロキサシン(日本での製品名バクシダール)」の開発は、その評価を決定づけることになりました。さらにこれまでのニューキノロン系の弱点を克服した「ガチフロキサシン(点眼剤:ZYMAR)」は、世界一の市場である米国において着実な販売実績を上げています。
研究成果の学会発表や論文発表も積極的に推進
優れた医薬品をひとつでも多く世に送り出すこと。そのためにキョーリンの研究活動が行われているのはもちろんですが、一方で、優れた研究成果を外部に発表することにも重要な意義があります。それがアライアンスなどのビジネスチャンスを広げるだけでなく、科学的に素晴らしい成果をあげることは、研究者のレベルアップにつながるからです。このような考えのもと、私たちは学会発表や論文発表も積極的に行っています。




