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千寿製薬株式会社へのガチフロキサシン点眼液開発等に関する導出について

1998年6月12日

杏林製薬株式会社(社長 荻原郁夫 資本金 36億23百万円)は千寿製薬株式会社(社長 吉田祥二 資本金 14億16百万円)と、ニューキノロン系合成抗菌剤ガチフロキサシン (開発番号AM-1155)を有効成分として含有する医療用点眼液の、開発、製造・販売する実施権の許諾と、それに伴う契約金、ロイヤルティー、原末の供給などに関する基本覚書を締結した。

千寿製薬(株)はガチフロキサシンの優れた抗菌力と高い安全性を評価、点眼液としての導入に強い意欲を示し、杏林製薬(株)も眼科領域において強い開発力、販売力を持つ千寿製薬(株)への導出を希望し、今回の契約に至った。

千寿製薬(株)は1999年初めに第一相臨床試験に着手、2005年の上市を計画しており、主力品の一つに位置付けて販売していく考え。

参考:ガチフロキサシンについて

ガチフロキサシンは従来のニューキノロン剤の弱点であったグラム陽性菌に対する強い抗菌力を有しており、臨床成績においても肺炎球菌、ブドウ球菌による感染症に対し、高い臨床効果が確認されている。またグラム陰性菌、嫌気性菌、マイコプラズマ、クラミジア、抗酸菌にも強い抗菌力を示し、幅広い抗菌スペクトラムとニューキノロン剤における最強クラスの抗菌力を示す薬剤である。なお、ガチフロキサシンの経口剤、注射剤はグリュネンタール(独)、ブリストル・マイヤーズ スクイブ(米)、韓獨(韓国)の3社に導出。現在日本ではPh3の開発段階で、1999年申請予定。

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