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緑内障・高眼圧症治療剤「ミロル点眼液0.5%」に関する販売についての基本覚書締結について

2000年8月 3日

杏林製薬株式会社(本社:東京都、社長:荻原郁夫)と科研製薬株式会社(本社:東京都、社長:乾 四朗)は、杏林製薬(株)が米国アラガン社より導入し、7月3日付で製造承認を取得した緑内障・高眼圧症治療剤「ミロル点眼液0.5%」(一般名:塩酸レボブノロール)の、販売についての基本覚書を締結致しました。これにより、杏林製薬(株)は、科研製薬(株)に本剤の日本国内における販売を委託致します。

杏林製薬(株)は、事業の再構築を進める中で、呼吸器内科、耳鼻科、泌尿器科へマーケティング領域の重点化を指向しており、「ミロル点眼液0.5%」を科研製薬(株)へ販売委託することにより、自社で販売する以上の収益と重点3領域への注力をすることが出来ます。

一方、科研製薬(株)は、「ミロル点眼液0.5%」の販売を手掛けることで、同社眼科領域の製品ラインナップの充実を図ることが出来ることから、両社の考えが一致し、今回の契約に至りました。

なお、製品については杏林製薬(株)が完成品を科研製薬(株)に供給します。

「ミロル点眼液0.5%」は、一日一回点眼で良好な眼圧降下作用を示し、緑内障・高眼圧症に対する有効性、安全性が確認され、1986年にアラガン社が米国で発売以来、世界72ヶ国で承認されている薬剤です。日本国内においてもその有用性によって広く使用されるものと期待しています。

本剤の特徴は、以下の通りです。

  1. β受容体遮断による持続的な眼圧降下作用により1日1回点眼で効果を発揮する。
    眼圧降下有効率80.5%(165/205例)、全般改善度80.6%(203/252例)
  2. α1受容体遮断による眼圧低下及び眼血流増加作用を有する。
  3. 眼血流量の増加による視神経の保護や視野障害の進展防止が期待できる。
  4. 副作用発現率4.9%(26/530例:1日2回点眼の46例含む)。
    主な副作用は結膜充血、点眼時しみる、そう痒感等

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