本剤(フルティフォーム®50エアゾール/125エアゾール)で使用できる※スペーサー(吸入用補助器)は、以下のとおりです。
- エアロチャンバー・プラス®
- ボアテックス®
- オプティチャンバーダイアモンド®
なお、スペーサーにつきましては、弊社での取り扱いはございませんので、製品の詳細は各メーカーへお問い合わせください。
※:スペーサーの接合部分に本剤の吸入口を挿入できることが確認されています。また、エアロチャンバー・プラス®については本剤の臨床試験1),2)において使用経験があります。一方、ボアテックス®及びオプティチャンバーダイアモンド®については本剤の臨床試験での使用経験はありません。なお、上記スペーサーについては、国内で入手可能な製品として小児気管支喘息治療・管理ガイドライン20233)及び喘息予防・管理ガイドライン20244)に掲載されています。
[補足]
スペーサーを使用した場合の本剤の吸入方法は、以下のとおりです。
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スペーサーの種類 |
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スペーサーには、口でくわえるタイプとマスク付きのタイプがあります。
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スペーサーを使用した吸入方法 |
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1 |
吸入器のキャップの左右を持って外します。 吸入器の底に親指をあて、レバーの端を人差し指と中指で支え、よく振ってください。
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2 |
本剤の吸入口をスペーサーのマウスピース又はマスクの反対側の接続部に取り付けます。
※吸入器、スペーサー、マウスピースの向きを合わせてセットします。 |
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3 |
マウスピースを唇で隙間ができないようにくわえます。
※口の左右に隙間ができないように唇で包み込むようにくわえてください。 ※スペーサーに吐いた息は、通気口から外に排出されますので、くわえたまま呼吸すれば薬を吸入できます。 |
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4 |
アルミ缶を1回押してスペーサーの中に薬を噴霧し、ゆっくり大きく吸入します。
※薬を吸入する時は、姿勢をよくして、スペーサーを水平にします。姿勢をよくすると自然に水平になります。 ※噴霧後は速やかに吸入してください。 ※マスク付きのタイプの場合は、マスクをしっかり顔につけてください。
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5 |
マウスピースから口を離してできるだけ3秒以上息を止め、その後ゆっくり息を吐き出します。 (1回で吸入しきれない場合は再度吸入します)
※3秒以上息止めをすることにより薬を肺の中に留めておくことができます。 ※2回以上の吸入をする場合は、スペーサーにまとめて噴霧せず、1回ごとに3~5の手順を繰り返します。 |
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6 |
吸入後には、必ずうがいをしてください。 ガラガラ、ブクブクを2回以上繰り返してください。
※高齢者などで、うがいができない場合は、水を飲むだけでも構いません。また、食事の前に吸入するなど工夫をしてください。 |
- 補足;患者向け服薬指導資材(フルティフォーム®を使用されている方へ スペーサーを使用して吸入する場合)[2022年1月作成(ICFF0030)]
References
- 社内資料 :KRP-108第III相比較試験-小児気管支喘息患者を対象としたKRP-108の非盲検、実薬対照、クロスオーバー比較試験-(2020年6月29日承認、CTD2.5.4.3.1)
- 社内資料 :KRP-108第III相長期試験-小児気管支喘息患者を対象としたKRP-108の非盲検、非対照、長期投与試験-(2020年6月29日承認、CTD2.5.4.5.1)
- 一般社団法人日本小児アレルギー学会.小児気管支喘息治療・管理ガイドライン2023.協和企画
- 一般社団法人日本アレルギー学会.喘息予防・管理ガイドライン2024.協和企画
2025/11/5






