ドクターサロン
ドクターサロン57巻2月号（1.2013）
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呼吸器疾患の治療にムコダインとアンブロキソール塩酸塩（ムコソルバン等）を併用する医療機関が多く見受けられます。ムコダイン単剤で十分と考えますが、併用にて効果が倍増するのか、レセプト上問題ないか、ご教示ください。（北海道開業医）
バセドウ病でのヨード剤の併用についてご教示ください。 甲状腺機能亢進症では、抗甲状腺薬（主にメルカゾール錠）による治療経験は多くありますが、さらにこれにヨード剤を併用した治療経験はありません。そこでヨウ化カリウム丸の併用療法の適応についてご教示ください。（大分県開業医）
NASHという概念がありますが、人間ドックなどで脂肪肝を見つけた場合、どのような点に注意すべきか。二次検診に進むのはどういうときか、ご教示ください。（宮城県勤務医）
進行性の脂肪肝の絞り込みに「フェリチン値」が有用と聞きましたが、その機序およびどのように生かすかをご教示ください。（秋田県開業医）
中高年発症の1型糖尿病についてご教示ください。 家族歴で糖尿病が濃厚ですが、今まで高血糖の指標のない65歳女性で他医で約1年前にC型肝炎のインターフェロン治療を終了し、その後の経過観察中、2011年10月頃より、空腹時血糖が120㎎/㎗に上昇し、2012年2月287㎎/㎗、また尿中ケトン体（4+）を指摘されました。当方には2011年10月頃より、感冒症状出現のため受診され、症状は2012年1月ごろまで遅延のため、去痰剤、漢方薬を処方しておりました。今般当方で再検査しましたら、空腹時血糖298㎎/㎗、HbA1c 10.3％、Cペプチド0.6㎎/㎗のため、上記疾患と考え、専門医に紹介した次第です。なお、抵GAD抗体は検査をしておりません。（大阪府開業医）
DVT（静脈血栓塞栓症）に対してヘパリンやワーファリン投与を行ったり、NVAF（非弁膜症性心房細動）にワーファリンを投与することは常識ですが、両薬剤の添付文書には重症糖尿病は出血しやすいので原則禁忌とあります。 糖尿病は血栓のリスク因子ですが、禁忌にはきちんとしたエビデンスがあるのでしょうか。また重度とはどのような定義なのでしょうか。さらにそのような患者に抗凝固剤を投与する必要がある場合はどうすればよいのでしょうか、ご教示ください。（大阪府開業医）
最近、起床時に決まって左手中指が曲がっているが、起床後日中は何ともないと訴える患者が来院。レントゲン所見に異常は見られない。毎日繰り返すのでだんだん指が曲がりにくくなり、左手全体の握力も低下しているようである。左眼の視え方も少し異常が出てきたという。どのような疾患の可能性が考えられるか。なお患者は62歳の男性である。（大阪府開業医）
サンゴ状腎結石症のESWL治療において、シュウ酸カルシウム結石の予防で、シュウ酸を多く含む飲食物を摂取する際はCa、Mgを多くとることが予防となるとのことですが、そのメカニズムにつきご教示ください。（神奈川県開業医）
コンサート、映画館など排尿しにくい場所に行く場合、頻尿の予防薬としてロキソプロフェン（ロキソニン）が即効性があり有効だとされているようです。メカニズムなどご教示ください。（埼玉県開業医）
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