ドクターサロン58巻10月号(9.2014)

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東京病院呼吸器センター外来診療部長 永井英明 先生

最近、親の海外留学・仕事などで、幼児期にBCG接種をせずに帰国する子どもが増えています。このような子どもには全例BCG接種をしたほうがよいのでしょうか。それとも小学生などある程度の年齢以上であればBCG接種はもう不要でしょうか。ご教示ください。(岡山県開業医)

国立成育医療研究センター感染症科医長 宮入烈 先生

学校感染症第3種感染症の出席可能時期と予防接種開始の時期の目安について。 今回の学校保健安全法の改定では、第3種感染症の治癒の基準が非常にあいまいで、主治医の判断というのはやや無責任な気がします。第1種、第2種と違い、「症状により学校医その他の医師において感染のおそれがない」という基準は、現場の混乱を招く可能性が高い。そこで、以下の2つの質問に、小児科専門医以外の学校医でもわかるように具体的かつ普遍的な対応をご教示ください。 1. 皮膚症状のある第3種感染症で発熱を伴う場合は、感染のおそれがないと判断するのは解熱後、どれくらいの期間を想定すればよいか(具体的に、伝染性紅斑、手足口病、ヘルパンギーナ、単純ヘルペス感染、溶連菌感染症、伝染性軟属種など)。 2. 第3種感染症の予防接種開始時期の目安についての対応はどうすればよいか。皮膚症状のある第3種感染症で発熱を伴わない場合は、皮膚症状(伝染性紅斑なら紅斑、手足口病・ヘルパンギーナの口内疹・四肢の発疹、溶連菌の発疹など)があっても、予防接種はいつから可能か。さらに、熱を伴った場合は、解熱後どれくらいの時間をあければ接種が可能か。(神奈川県開業医)

北里大学炎症性腸疾患先進治療センター長 日比紀文 先生

実地診療での炎症性腸疾患のみかたについてご教示ください。(埼玉県勤務医)

埼玉医科大学腎臓内科教授 鈴木洋通 先生

高血圧のパラドキシカルな変化についてご教示ください。 降圧薬は通常1カ月分ずつ投与していますが、患者さんによっては時に内服し忘れたり、数日のまない状態で来院することがあります。数日間のまなければ、のんでいるときよりも血圧が上昇していると思いがちですが、意外にもかえって低くなっていることがしばしばあります。決してまれなことではなくよくある現象です。このパラドキシカルな現象は高血圧学会などで問題になることはないのでしょうか。その機序についてご教示ください(なお、降圧薬の種類とはあまり関係ないようです)。(北海道開業医)

北里研究所病院糖尿病センター長 山田悟 先生

糖尿病の食品交換表第7版の改訂のポイントについてご教示ください。特に、低炭水化物食の功罪について、実地医科が患者さんへ指導するときの注意点について教えてください。(京都府開業医)

順天堂大学名誉教授 稲葉裕 先生

季節の変化や天気(気温、気圧など)により、症状が変化または悪化しやすい疾患にはどんなものがあるのか、ご教示ください。(愛知県勤務医)

東邦大学医療センター大橋病院心臓外科教授 尾崎重之 先生

大動脈弁狭窄症(AS)に対するかかりつけ医のあり方についてご教示ください。 大動脈弁石灰化から心雑音が聴取された高齢の方で、UCGで弁口面積0.9㎠重症との判定ですが、左心室心筋肥厚がなく、左心室運動もまったく基準内の例(72歳女性)についてうかがいます。ここ4~5年は心雑音はLevineの2、3度と明白に聴取しています。UCGは2009・2011・2013年と経観していますが、重症と判定されたのは、今回が初めてでした。狭心症の自覚症状もありません。すべての心雑音のケースにおいて、UCGを必須としてどのくらいの間隔で診ていくべきでしょうか。80〜90歳でも対応を逐次するべきでしょうか。ASの程度の判定と年齢に応じた対応についてご教示ください(なお、この患者さんは高コレステロール血症、高血圧、Hb:10~11g/ℓの貧血があります)。(京都府開業医)

東京大学整形外科准教授 竹下克志 先生

腰痛をきたす疾患として、変形性腰椎症、腰椎椎間板症、筋筋膜性腰痛症などの病名が記載されますが、これらの疾患はどのように鑑別されるのか、また腰部脊柱管狭窄症との関連についてご教示ください。(岐阜県開業医)

慶應義塾大学病院感染制御センター長 岩田敏 先生

感染性胃腸炎(特に小児)について、薬物療法および食事療法をご教示ください。(東京都開業医)

千葉大学耳鼻咽喉・頭頸部外科教授 岡本美孝 先生

アレルギー性鼻炎における舌下免疫療法についてご教示ください。(鹿児島県開業医)

東京大学精神医学教授 笠井清登 先生

長崎大学精神神経科教授 小澤寛樹 先生

慶應義塾大学医学部精神神経科学准教授 村松太郎 先生

防衛医科大学校病院病院長 野村総一郎 先生

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