ドクターサロン59巻10月号(9.2015)

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獨協医科大学呼吸器・アレルギー内科講師 平田博国 先生

プライマリーケアとして、緊急症への対応をどこまですべきかご教示ください。 28歳女性、アレルギー性鼻炎、じんましん(青魚・甲殻類)の既往あり。これまでもじんましんにて、抗アレルギー薬とひどいときはRp①ネオファーゲンC(20㎖)×1A、ハイドロコートン(100㎎)×1A(またはプレドニン(10㎎)×1A~2A)+②ポララミン(1A)筋注を施していました。ある日、夜診に全身性じんましんで来院。前記①②を実施後、起立して帰宅しようとした際、意識消失し転倒。頸動脈、拍動は触知不能で、そのまま水平位を保持、頰を平手で叩打しつつ、呼名。挿管準備を指示しようとしたところ、意識が戻り、15分後、特変ない状況を見て帰宅。後日来院時に聞いたところ、問題なく回復したとのことです。血圧は元来低血圧で100~90/60~50の方です。意識消失は数分から5分以内で、脈拍測定不能でした。(京都府開業医)

自治医科大学循環器内科准教授 星出聡 先生

「高血圧ガイドライン2014」で家庭血圧の測定が重視されましたが、冬に家庭血圧を測定する際、室温は何度くらいの状態で測定するのがよいのでしょうか。寒いところへ行けば血圧の上昇を認めるかと思いますが、室内で測定した血圧値をもとに降圧剤のコントロールをしていけばよいと判断していいのでしょうか。外の寒いところで長時間作業をするような方の場合は、どのように考えたらいいのでしょうか。(埼玉県開業医)

国際医療福祉大学塩谷病院教授 岩本俊彦 先生

平熱についてご教示ください。 最近、低い平熱を主張される患者さんが珍しくありません。「からだがだるい。平熱は35.3℃ですが、今日は36.5℃あります。抗生剤を…」といった具合です。このような会話は、私が医師になった20年前にはなかったような気がします。古い文献では一日の体温のピークは37℃前後とありましたし、日内変動もあるはずです。最近の報道でも現代人は低体温ぎみなどといわれていますが、実際はどうなのでしょうか。最近の状況をご教示ください。(岐阜県開業医)

虎の門病院肝臓内科医長 鈴木義之 先生

医療従事者のB型肝炎予防についてご教示ください。 1.ワクチン投与の標準は2回か3回か。 2. ビームゲンはアジア型、ヘプタバックスは欧米型ウイルスがベースと聞いたが、どちらを優先すべきか。 3. ワクチン3回投与でも抗体価が上昇しない理由、またそのときの次の対策はあるか。 4. 一度抗体価が上昇し、その後陰性化した場合の針刺し事故では特にワクチン追加はいらないか(ステロイド投与中はどうか)。 5.ワクチンとγグロブリン同時投与ではワクチンの効果は減弱しないのか。 6.めがね(普通のめがね)、マスクは感染防止に有効か。(栃木県勤務医)

八千代病院八千代総合健診センター長 林繁和 先生

薬剤性腸炎についてご教示ください。(東京都開業医)

東京女子医科大学東医療センター皮膚科教授 田中勝 先生

口唇部びらんとひびわれが長年持続、全身症状に異常はありません。原因、治療方法についてご教示ください。(福岡県開業医)

虎の門病院皮膚科部長 林伸和 先生

1カ月前から両頰部に湿疹が出現、当院よりアレグラ(60㎎)2Tを1週間とロコイド軟膏を投与しましたが、1週間後も回復せず近くの病院の皮膚科に紹介しました。その診断で「酒しゅさ」との病名でした。私は、この病名からアルコールによるものと早合点していました。「酒さ」の原因、本態、治療法等など、初歩的なところからご教示ください。(岡山県開業医)

横浜南共済病院小児科部長 成相昭吉 先生

乳幼児のRSウイルス感染症について最近の知見をご教示ください。 1.診断と治療法 2.抗体製剤による予防法の適応と実施方法(埼玉県開業医)

聖路加国際病院QIセンター感染管理室マネージャー 坂本史衣 先生

東京大学在宅医療学拠点特任助教 藤田崇宏 先生

東北薬科大学病院呼吸器内科・感染管理対策室 関雅文 先生

杏林大学呼吸器内科講師 皿谷健 先生

川崎医科大学小児科教授 尾内一信 先生

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