ドクターサロン60巻2月号(1.2016)

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鳥居内科クリニック院長 鳥居明 先生

高齢者の過敏性腸症候群についてご教示ください。あるテレビ番組で推定500万人との放送があって以来、患者さんからの相談が増えています。80歳過ぎてから排尿するたびに必ず排便(+)になり、1日昼夜問わず10回くらい下痢ではなく通常の硬さで少量(約1.0㎝)が10個~指大の排便となり、放尿時に下着が汚れるときがあるとのことです。 ポリカルボフィルカルシウム1.5gを2週間使っても改善はみられませんでした。泌尿器科で前立腺肥大との診断を受けていて、内服治療を受けていますが、夜間1.5時間ごとに排尿に覚醒のためこちらも改善がみられません。(石川県開業医)

埼玉県立がんセンター血液内科副部長 久保田靖子 先生

日常、採血検査結果で、蛋白分画の中にγ-グロブリンの異常を示すものを見ます。後日、血液にて免疫電気泳動を指示する機会が増えてきているように感じています。こうした場合、どのような項目をどのような疾患を想定して、一般内科の立場で指示を出していくと適切でしょうか。もちろん、今までは異常な増加を示した内容についての詳細な検討は、血液腫瘍学(免疫関係を含む)の専門と思われる先生に紹介してきました。ご教示ください。(北海道開業医)

筑波大学附属病院光学医療診療部病院教授 溝上裕士 先生

消化性潰瘍治療薬と多剤併用における有用性についてご教示ください。1. ①低用量アスピリン、②非ステロイド性抗炎症薬、③NOAC(新規抗凝固薬)投与時のPPIなどの消化性潰瘍治療薬併用の有用性。2. 胃十二指腸潰瘍の既往のある方は、①②投与の際、PPIはその再発予防のために併用することが保険上認められていますが、その既往のない方は、長期に続けても問題ないと考えてよいのでしょうか。①②③の長期投与で注意すべき点はあるか。3. 胃全摘をされた方は、①②③投与の際、消化性潰瘍治療薬の併用は不要と考えてよいか。(山口県開業医)

理化学研究所辨野特別研究室特別招聘研究員 辨野義己 先生

腸内細菌叢についてご教示ください。1.もろもろの疾病との関連をご教示ください。2.腸内ビフィズス菌とオリゴ糖との関係。(岡山県勤務医)

埼玉医科大学総合医療センター脳神経外科教授 松居徹 先生

71歳の本態性高血圧症女性の患者さんが、先日神経内科でMRAを施行されました。その結果、上小脳動脈分岐以降に囊状の脳底動脈瘤を指摘されました。しかし、瘤から左上小動脈と左後大動脈が分岐しており、クリッピングもコイル塞栓も不可能といわれました。1.高血圧の管理はどの程度の高さがよいのでしょうか。2. 脳神経外科学会がスタチンで脳動脈瘤増大抑制・退縮効果を試験中とのことですが、どのスタチンをどの用量で使用されているのでしょうか。ご教示ください。(岡山県開業医)

中野皮膚科クリニック院長 松尾光馬 先生

帯状疱疹は、赤斑・水疱などの皮疹に先行して痛みから発症してきますが、まれに皮疹がなく、痛みのみあり、痛みの部位から帯状疱疹が疑われる症例があります。この場合、抗ウイルス剤を投与すべきかどうか迷うことがあります。早期投与が望ましいので、血中抗体価を調べると時間がかかってしまいます。対処法についてご教示ください。(福岡県開業医)

東邦大学医療センター佐倉病院皮膚科准教授 樋口哲也 先生

内臓疾患のデルマドロームについてご教示ください。(東京都勤務医)

虎の門病院耳鼻咽喉科聴覚センター・遺伝子診療センター 前部長 熊川孝三 先生

補聴器をうまく使いこなせない高齢者が多くみられます。器械の選択方法、使用上のコツなどあればご教示ください。(千葉県勤務医)

東邦大学医療センター大橋病院眼科教授 富田剛司 先生

緑内障点眼薬の副作用についてご教示ください。プロスタグランジン、交感神経遮断薬および合剤などを長期間使用していると、眼瘙痒、まつ毛異常、色素沈着など局所の副作用が発生するケースがあります。以下ご教示ください。1. 視野検査、眼圧などコントロール良好の場合、局所の副作用のみで薬剤を変更する必要性の有無。2.局所副作用の予防、対応策。(愛知県開業医)

亀田総合病院集中治療科部長 林淑朗 先生

国立研究開発法人国立国際医療研究センター研究所熱帯医学・マラリア研究部長 狩野繁之 先生

東京大学感染症内科准教授 四柳宏 先生

国立国際医療研究センター病院エイズ治療・研究開発センター医療情報室長 塚田訓久 先生

しらかば診療所院長 井戸田一朗 先生

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