ドクターサロン61巻3月号(2.2017)

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国立がん研究センター中央病院消化管内科長 朴成和 先生

スキルス胃がんの最近の知見について、免疫療法(チェックポイント阻害薬等)も含めご教示ください。56歳女性、約1年半前に胃の不快感のため、近医にて上部内視鏡検査で慢性胃炎といわれ、ピロリ菌陽性のため除菌療法を施行し成功しました。しかし、その後も胃症状の改善なく、プロトンポンプ阻害薬ほかでも奏効しませんでした。タール便出現のため、病院紹介にて上記疾患を指摘され、リンパ節転移、腹膜播種、多発骨転移も認められました。(大阪府開業医)

東京女子医科大学血液内科助教 石山みどり 先生

フェリチン高値についてご教示ください。56歳、男性で漁師(身長175㎝、体重71~73㎏)、3年前から高血圧にて降圧剤を服用していて、血圧のコントロールは良好。3年前から現在まで、Hb12.5~13.7、RBC406~449×104、Ht35.9~39.8、MCV87.1~89.4と軽度低値。それ以外は正常範囲。血清鉄48~62。フェリチン776.79~923.26ng/mLと異常高値が続いています。降圧剤以外は服薬なく、仕事を普通にこなしています。診断、鑑別、対処法などをご教示ください。(千葉県開業医)

けいゆう病院小児科・感染制御部長 菅谷憲夫 先生

2015~16年シーズンのインフルエンザについて総括をお願いいたします。印象としては、ワクチンの効果が乏しかったように思います。医療従事者は、当然ワクチン接種していますが、そこそこの人数が罹患していました。(千葉県勤務医)

東京大学医科学研究所附属病院感染免疫内科教授 四柳宏 先生

C型肝炎の最新治療薬について、一般医のための基礎知識をご教示ください。1.ウイルス駆除機序、治療効率、遺伝子型の差2.薬剤選択適応、副作用3.服用方法、期間4.薬価、保険5.その他の注意点(岡山県開業医)

東京都健康長寿医療センター膠原病・リウマチ科部長 杉原毅彦 先生

最近、高齢発症の関節リウマチ患者をしばしば経験します。しかも、合併症が多く、治療不応性になります。治療のコツについてご教示ください。(大分県勤務医)

東邦大学内科学講座膠原病学分野教授 川合眞一 先生

長期間ステロイド内服治療後の離脱困難症例についてご教示ください。6年前から慢性じんましんで他医にてセレスタミン3錠、デカドロン1.5㎎を連日約6カ月にわたり内服していた20代女性。内服経過に問題があると思われ、ステロイド内服用量の調整ないし離脱を考慮する方針とし、デカドロンから0.5㎎/月ずつ減量し、セレスタミン3錠→メドロール4錠分2→メドロール3錠/4錠隔日、メドロール3錠(2─1─0)→メドロール2錠(1─1─0)まで減量しましたが、朝1錠のみでは嘔気や体調不良を訴えるなど、なかなか離脱できず、コルチゾール/ACTH値も改善しないままです。これまで5年程度かけていますが、ここ一年はコルチゾール1.5~2.4μg/mL、ACTH1~2pg/mLのあたりで経過。離脱に向けてよい取り組みなどがありましたらご教示ください。(東京都勤務医)

東京慈恵会医科大学総合診療内科教授 大野岩男 先生

高尿酸血症が全身に及ぼす影響についてご教示ください。(新潟県開業医)

東海大学神経内科特任教授 北川泰久 先生

群発頭痛についてご教示ください。1.有病率 2.確定診断、鑑別診断3.眼症状や視力低下はあるのかどうか 4.経過と予後 5.トリプタンの副作用(茨城県開業医)

昭和大学医学教育学・卒後臨床研修センター長 高木康 先生

一般的な運動で、CPK(クレアチンホスフォキナーゼ)はどのくらい上昇するものでしょうか(年齢にもよると思いますが)。43歳男性で、前日ジムで運動された方に採血を行ったところ、CPKが9,255U/Lと著増していました。CPKがどの程度までなら様子見でよいのでしょうか。また、CPKが著増する場合は運動制限すべきでしょうか。(大阪府開業医)

自治医科大学附属さいたま医療センター心臓血管外科教授 山口敦司 先生

心臓弁膜症の治療についてご教示ください。弁置換術、弁形成術などの適応や手術法(特に弁形成の適応)また最近は弁置換を経カテーテル的大動脈弁置換するようですが、その点についてもご教示ください。(群馬県開業医)

慶應義塾大学耳鼻咽喉科専任講師 藤岡正人 先生

耳鳴りを治療する方法はありますか。また、内科医として処方できる薬や対処法をご教示ください。(富山県開業医)

慶應義塾大学保健管理センター教授 森正明 先生

東北大学呼吸器内科教授 一ノ瀬正和 先生

虎の門病院呼吸器センター内科部長 岸一馬 先生

東北大学産業医学分野教授 黒澤一 先生

千葉大学呼吸器内科教授 巽浩一郎 先生

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