知識・技術を吸収できる機会に恵まれた会社です

遠藤 裕子

創薬研究所 合成研究部 薬物動態・安全性研究グループ

2003年入社 生物資源科学研究科

現在取り組んでいる職務について

合成された化合物は薬効作用や体内動態だけでなく、毒性(副作用)についても調べられます。毒性は様々な安全性試験を行うことで予測されますが、私はその中の安全性薬理試験に従事し、主に化合物の心臓に対する作用について検討しています。まだまだ発展途上の分野であるため、創薬研究の中にも基礎研究の要素を有しており、数々の試験系について模索しながら自分の成長を感じることのできる業務であると感じています。薬剤による心臓での毒性発生率は非常に低いと考えられていますが、見逃すことはできない、創薬には欠かせない試験です。患者さんを身近に感じ、安全で良い薬を提供できるようグループ全員で研究に取り組んでいます。

研究職・開発職の仕事のやりがい、よかったとおもう点

安全性研究は合成や薬理に比べると「物を作る」という実感を得づらい分野ですが、創薬の流れの中で欠かせない研究であり、次のステージへのたすきを繋ぐ役割を担っているという点で非常にやりがいのある仕事です。研究を通して生じてくる種々の問題に対して各部署の担当者とディスカッションを重ね、その結果問題が解決された際には大きな達成感を味わうことができます。また、その喜びは、1人で乗り越えたときより、チーム全体で共有できるので、より大きなものとなります。安全性試験はグループで取り組む試験も多いため、試験を進めながら先輩の知識・技術を吸収できる機会に恵まれていると感じています。

キョーリン製薬の研究開発の特長

重点領域を絞るだけでなく、杏林とActivXで双方の強みを活かした創薬研究を行うことで、質だけでなく、スピードにこだわった研究ができていると思います。さらに、必要に応じて外部との共同研究を取り入れることで、専門的な知識・技術を短期間で身に付けながら研究成果を挙げることができていると感じます。また、プロジェクト間での情報の往来もあり、それぞれの研究者が広い視野を持って研究に取り組む姿勢ができています。若手であっても社内外での発表の機会を多くあるので、研究者としてじっくり育ててもらっていることを実感します。

ひとことQ&A

学生時代に熱中したこと
学祭の実行委員
入社前のキョーリンのイメージ
堅実
入社後のキョーリンのイメージ
入社後もイメージは変わりません
嬉しかった事
新しい評価系に取り組んで、形になるときはいつも嬉しいです
失敗エピソード
プロジェクトの進行上必要と思い新たな評価系を構築したが、結局盛り込むことができなかったこと
その失敗をどう乗り越えたか
説得力のあるデータを理解してもらえる説明力を身に付けたいと思っています(現在進行形です)
入社当時の自分自身を振り返ると
先輩の手技を良く見る。実験全体の流れをしっかりとイメージしてから取り組む
現在掲げている目標
安全性薬理試験従事者として一人前になる
休日の過ごし方
体を動かす
好きな言葉
「なせば成る」
キョーリン製薬を一言で表すと
真面目
就職活動へのアドバイス
常に前向きに
現在の仕事のやりがいについて
今行っている試験が数年後に患者さんの助けになると思うと非常にやりがいを感じることができます
所属部署の雰囲気について
個性的な面々が揃っていますが、うまくバランスが取れていると思います。なんでも話せる居心地の良い場所です
仕事の上で大切にしていること
目の前で起きている現象を注意深く見る。自分の感覚を信じる
やる気の源は
実験がうまく進んだ際に得られる達成感

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