共通の目的に向かって力を結集できる組織力があります

大橋 克也

開発研究所 薬物動態・分析研究部 分析研究一グループ

2007年入社 薬学研究科

現在取り組んでいる職務について

どんなに優れた化合物であっても、その品質が保証されなければ、薬として世に送り出すことはできません。分析部門では、新薬候補化合物などの品質を評価するための分析試験法の開発、製造販売の承認を得るために必要な分析研究や申請資料の作成などを主な業務としています。私は、海外から導入した吸入タイプの気管支喘息治療薬の分析法移管および承認申請時に必要なデータの取得業務に携わっています。キョーリンでは、これまでに吸入剤開発の実績がなかったため、吸入剤特有の評価技術を習得するところからのスタートとなりました。初期の頃は、スムーズに作業が進まないことも多々ありましたが、現在は吸入剤評価のエキスパートになることを目指して日々の業務に取り組んでいます。

研究職・開発職の仕事のやりがい、よかったとおもう点

人間にとっての幸せとは何か?について考えると、第一に「健康」が挙げられると思います。何か病気に罹り、それまで健康であったことがどれだけ幸せであったと気付かされることもあれば、逆に病気が治り、今までできなかったことができるようになって、健康であることが素晴らしいことと感じた方もいると思います。そのような人々の健康に貢献できる医薬品開発という仕事に携われることを、私は誇りに思います。新薬の開発には、多くの人の努力や莫大な研究開発費、そして気の遠くなるような長い年月が必要とされます。だからこそ、薬として世に送り出せた時の喜びや達成感は研究者冥利に尽きると思います。また、私たちは医療従事者や患者さんと直に接する機会は比較的少ないですが、キョーリンの薬を処方して頂いているという話や、キョーリンの薬で症状が良くなったという話を聞いた時は、この仕事に就いて良かったと実感できる瞬間であり、それが薬作りへのやりがいにも繋がっています。

キョーリン製薬の研究開発の特長

キョーリンは、会社としての規模は大きくありませんが、共通の目的に向かって力を結集できる組織力があると思います。その背景には、強いコミュニケーションがあると思います。例えば、何か問題が発生した時に、すぐ担当者と情報を共有し課題解決に取り組む、そのような光景が日常的に見られます。コミュニケーションを密にすることで、社員一人ひとりの役割や方向性が明確化され、自分の力を発揮し易くなります。また、若手社員にも大きなチャンスが与えられる風土があります。研究所には、知識・経験豊富な先輩方が親切にサポートして頂けるので、若手社員が研究者として成長できる環境が整っていると思います。

ひとことQ&A

学生時代に熱中したこと
友人とよくボウリング場へ通ってました
入社前のキョーリンのイメージ
縁の下の力持ち
入社後のキョーリンのイメージ
複合型ヘルスケア企業
嬉しかった事
担当するプロジェクトの分析法移管業務が無事終了したこと
失敗エピソード
初めての海外出張で、ネイティブの英語が全くわからなかった
その失敗をどう乗り越えたか
また海外出張の機会が訪れた時に備え、英語の勉強を始めました
入社当時の自分自身を振り返ると
学生とは違う雰囲気に戸惑いながらも早く職場に慣れるように心掛けていました
現在掲げている目標
一人前の研究者になること
休日の過ごし方
テニス、スポーツ観戦
好きな言葉
Stay hungry. Stay foolish.
キョーリン製薬を一言で表すと
一歩一歩、着実に成長している会社
就職活動へのアドバイス
今の積み重ね=未来
現在の仕事のやりがいについて
自分の成長が実感できる
所属部署の雰囲気について
和やか、仕事に対しては誠実
仕事の上で大切にしていること
主体性、スピード感
やる気の源は
患者さんに早く薬を届けたいという想い

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