CSR活動
環境マネジメント

環境マネジメント

当社は、キョーリン製薬グループの一員として環境問題への取り組みを人類共通の課題と捉え、省エネルギー・省資源、廃棄物の削減、化学物質の管理強化等、環境負荷物質の削減と、限りある資源の有効利用を推進し、目的・目標の設定と見直しを都度行うことによって、環境保全および汚染予防に、主体的、積極的に取り組んでいます。

環境保全活動への取り組み

キョーリン製薬グループは、「地球温暖化防止」「資源保護」「自然環境との調和」を重点テーマとする環境保全に積極的に努め、省エネルギー、省資源、廃棄物の削減、化学物質の管理強化など環境負荷物質の削減と、限りある資源の有効活動を推進しています。また、キョーリン製薬グループ工場(株)では、2004年に環境マネジメントシステムの国際基準であるISO14001を、能代工場と井波工場で取得しています。
地球温暖化防止に向けたCO2排出量削減については、2015年度のCO2排出量(30,444トン)を基準に2019年度まで年平均2%の削減達成を目標として取り組みを進めており、2018年度のCO2排出量は28,823トンとなりました。

キョーリン製薬グループのマテリアルフロー(2018年度)

「マテリアルフロー」の図

環境に配慮した研究開発拠点

2015年度に稼動した「わたらせ創薬センター」で新たに導入したReHP技術が、2017年5月、低炭素社会実現に向けた建築設備に贈られる「カーボンニュートラル賞関東支部奨励賞」を受賞しました。 2018年度の当システムの運転実績は、従来の空気熱源ヒートポンプに比べて、削減電力量は81,071kWh、CO2削減量は約41トンとなり、約32%の省エネルギーを実現しました。

「わたらせ創薬センター」と「カーボンニュートラル賞関東支部奨励賞」

ReHP(Renewable Energy Heat Pump)とは、再生可能エネルギー利用高効率ヒートポンプシステムの呼称で、わたらせ創薬センターのReHPは、隣接する2つの建物(CSとLAB1)において、地中熱および未利用エネルギーである水冷チラー排熱等からなる熱源と熱利用機器(空調機および給湯器)を1つの熱源水ループを介して熱融通することによって、エネルギー利用効率の向上を目指すシステムです。

ハイブリッドカー導入によるCO2の削減

写真:ハイブリッドカー導入によるCO2の削減

当社は、地球温暖化防止の観点から営業車両に低排出ガス車やハイブリッドカー等のエコカーを積極的に導入しています。 2018年3月時点で911台すべての営業車両が低排出ガス車(平成17年排出ガス基準75%低減☆☆☆☆)の基準を満たしており、その内2004年から導入を進めているハイブリッドカーは583台(約64%)にのぼります。 また、エコドライブを励行することで、環境への配慮と交通安全を意識した車両の運用をしています。

生物多様性への取り組み

わたらせ創薬センターでは構内の野生動物に対する環境の向上を目指し、渡良瀬遊水地に面した樹木に巣箱を設置し、野鳥の営巣が確認されました。