働きやすい環境であると感じます

柴田 瑞穂

わたらせ創薬センター CMC研究所

2009年入社 医学薬学府 総合薬品科学科

現在取り組んでいる職務について

創剤研究・製剤開発グループに所属する製剤研究をしています。この部署は、候補化合物の処方設計や治験薬製造、スケールアップ検討や工場への技術移管業務に加え、各種申請文書の作成対応と製剤開発に関わる全般の業務を行っています。近年は、薬剤の使い易さを追及するため、自社製品の剤形追加や、その他改善提案も重要な業務となっています。現在、私は開発中の新薬の処方検討を行っています。候補化合物は、時には溶けにくかったり、保存安定性が良好でないなどの課題があり簡単にはいきませんが、製剤化技術を駆使し、有効性があり安全性も高く、安心して飲める薬を患者さんに提供したいと常に考えています。処方設計をする上では製剤技術の知識だけでなく、薬物動態や合成の知識なども必要とされます。広い視野を持って処方設計が出来るように日々勉強中です。

研究職・開発職の仕事のやりがい、よかったとおもう点

創剤研究・製剤開発グループは患者さんに投与する形を決定する部署なので、患者さんに1番近く、それだけにやりがいや責任感も強いです。開発中の新薬の処方検討中に劇的に溶出性(溶けやすさ、吸収のしやすさ)を改善できたり、保存中に分解するものを安定化できた時はとても感動し、「今の仕事に就いて良かった!」と感じます。それと同時に「どうして添加剤や製法を少し変えただけでこんなに変化するのだろう」と不思議に思うことが多く、それを解明していくのが難しくもあり、興味深いところでもあります。また治験薬製造中は失敗できない緊張感もあります。しかし、原料から薬の形にし、包装まで全て自分の手で行い、最終的に出荷するところまで見届けたときには達成感と感動を感じます。

キョーリン製薬の研究開発の特長

キョーリン製薬はスモールスケールメリットを活かしていると思います。人数が多すぎないことから部署間の隔たりも少なく、分からないことがあったら直接他部署に聞きに行くことも多いです。今関わっているプロジェクトでは他部署間でミーティングを開き、常に他の部署がどう動いているか把握しながら仕事をしているので、時間のロスを最小限にし、迅速に研究開発を行うことができていると感じます。また開発研究所は特に和やかな雰囲気なので、誰でも働きやすい環境であると感じます。

ひとことQ&A

学生時代に熱中したこと
とにかく旅行が好きで、海外も10か国以上旅行しました。スキューバダイビングのライセンスを取って沖縄の海を潜ったのも楽しい思い出です
嬉しかった事
研究所内のボーリング大会(女子個人)で優勝し、自分の所属しているグループも総合優勝を果たしたこと
失敗エピソード
安定性試験用検体の処方を間違えて調製してしまいました
その失敗をどう乗り越えたか
ワークシートを確認してすぐに気がつき調製し直しました。見直すことを常に心がけ、失敗してもそれにすぐ気づけるようにしておくことが大切だと感じています
入社当時の自分自身を振り返ると
元気に挨拶し、分からないことは積極的に先輩に質問しました
現在掲げている目標
処方設計のできる研究者になるため、なんでも幅広く挑戦する
休日の過ごし方
ドライブ、温泉旅行(車で行ける距離に温泉地が多いので、友達と時には日帰り温泉に行ったりしています。)
好きな言葉
いける!やれる!できる!
キョーリン製薬を一言で表すと
人々の健康に貢献する社会的使命を遂行する会社
就職活動へのアドバイス
「自分らしく」が1番大切です。普段の自分を出して選んでくれた会社が結局「自分に合っている会社」だと思います
現在の仕事のやりがいについて
自分でモノを作り出せることにやりがいを感じます。いつか自分が処方検討した新薬を市場に出したいです
所属部署の雰囲気について
声に出さなくても、自然と「お互いに助け合う」ことができる部署です。男性社員ばかりですが、女性でも非常に働きやすいです
仕事の上で大切にしていること
必ず報告すること。分からないことをそのままにせず、解決すること
やる気の源は
良い結果が得られた時の達成感

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