キョーリン製薬に入社できて、小さい頃の夢が叶いました

北條 裕也

わたらせ創薬センター 薬物動態研究所

2008年入社 医学薬学府 総合薬品科学専攻

現在取り組んでいる職務について

薬物動態研究部の主な業務は、新規開発化合物の体内動態の評価です。薬物がどのくらい吸収され、どう分布し、どのように代謝され、どんな排泄過程をたどるかを定量的に調べます。扱う化合物は創薬研究所でリード最適化された開発化合物のときもあれば、海外から導入した化合物の場合もあります。
私は現在、自社開発化合物の臨床試験で得られたヒト血漿中薬物濃度測定および薬物速度論解析を行っています。一般に、薬物の薬理効果は血中薬物濃度によって決定されるため、濃度推移の把握は非常に重要となります。生体試料中の極微量薬物を測定するため、試料調製に神経を割いたり、デリケートな測定機器と格闘しながら、信頼性のあるデータを迅速に出すことを心がけています。

研究職・開発職の仕事のやりがい、よかったとおもう点

私は幼い頃から、真剣な眼差しでフラスコを振る研究者に憧れて、自分も研究者になりたいと考えていました。キョーリン製薬に入社できて、小さい頃の夢が叶ったことは嬉しかったです。当時想い描いていた夢が叶い、現在は自分の携わった候補化合物を新薬として世に出すことが目標です。

キョーリン製薬の研究開発の特長

キョーリン製薬は重点領域の呼吸器、泌尿器、感染症等を中心に、効率的な創薬研究を展開しています。特に感染症領域では、キノロンのキョーリンと言われるほどドクターから信頼されており、重点領域を絞っているからこそ、その地位を築けたのではないかと思います。このように効率的な開発が行えることがキョーリンの最大の強みだと思います。

ひとことQ&A

学生時代に熱中したこと
フットサル。毎月、大会に参加していました
嬉しかった事
屋久島で縄文杉を見れたこと
失敗エピソード
仕事を安請け合いしたら、手が回らなくなった
その失敗をどう乗り越えたか
断る勇気を持つことが大事
入社当時の自分自身を振り返ると
出身分野(合成)と配属部署が異なったので、慣れるためにひたすら実験しました。空いた時間で闇実験をしていた際、先輩に何やってるのか聞かれた時は焦ったが、とにかく仕事を楽しめるように一所懸命でした
現在掲げている目標
化合物の物理化学的性質(構造式、溶解度、logDなど)から、吸収性などの薬物動態を予測する
休日の過ごし方
春夏…サッカー、テニス
秋…食べ歩き
冬…スノーボード"
好きな言葉
思わぬ事は成らぬ
キョーリン製薬を一言で表すと
誠実
就職活動へのアドバイス
知識だけでなく、自身の経験に裏付けられたモノの見方や感性なども大事にしてください
現在の仕事のやりがいについて
候補化合物のヒトにおける薬物動態を一番最初に知ることができるため、医薬品開発に携わっていることを実感できる
所属部署の雰囲気について
時には厳しく、時には優しく、良いことも悪いことも何でも言える雰囲気です
仕事の上で大切にしていること
論理的思考が重要、でも直感も大切
やる気の源は
休日のサッカー練習

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