これからの杏林製薬をつくるあなたへ採用担当者対談
Profileプロフィール

H.K.
人事部
2011年 新卒入社
工学部 応用化学科

T.K.
人事部
2000年 新卒入社
法学部 法律学科
“素”の自分を一番しっかりと
受け止めてくれた会社でしたね。
杏林製薬への志望動機を教えてください。

T.K.
志望動機ですか(笑)、もう20年以上も前のことですからね……。私はもともと社会福祉制度に興味があり、福祉関連の仕事を目指していました。当時は、漠然と福祉関連と思い描いていましたが、人々に貢献できる仕事をしたいと考えて、就職活動を進めているうちに製薬業界に行き着きました。

H.K.
私は大学では応用化学を専攻していましたが、就職活動では化学系だけに絞らず幅広い業界を見ていました。就職活動を通じて、自分は人と話すことで新しい気づきを得ることが多く、たくさんの人とコミュニケーションすることで自身の幅が広がると考え、営業職に興味を持ちました。当時、人から話しやすいと言われたり、相談されることもあったりして、意外に営業職が向いているんじゃないかと思ったんです。そこから製薬会社のMRに興味を持つようになったわけです。
ところでT.K.さんが杏林製薬に入社することになった決め手は?

T.K.
私の時代は就職氷河期の真っ只中だったため、多くの企業の面接を受けました。ところが、そうこうしているうちに疲れてきてしまって(笑)、もう素のままをさらけ出そうと考えました。その素の自分を、一番しっかりと受け止めてくれた会社が杏林製薬でした。

H.K.
私も同じような感じですね。私の拙い質問にもしっかり答えてくれて、とても真摯な対応が印象に残っています。

T.K.
いまも話したようにとても厳しい時代だったので、企業の情報については自分なりに徹底して調べていたように思います。

H.K.
私はどうだろう、根拠もたいしてないのにすごく自信を持っていたような気が……。若い頃にはありがちなことですけれど(笑)。

もう失敗の連続。空回りばかりしていた
新人時代だったように思う。
どんな新人時代だったのですか?

T.K.
もう失敗の連続(笑)。3年目くらいまではけっこう大変なことが多かったです。目的意識はあるんですけど、知識も経験もなく空回りばかりしていたような記憶があります。

H.K.
私は逆に、その失敗を恐れてなかなか踏み出すことができなかった。「ここでもう一押し」といったような場面でも、踏みとどまってしまうようなところがありました。
でも、T.K.さんは、その後MRとして優秀な成績をあげて営業所長まで務めているわけでしょう?

T.K.
まあ、新人時代は別にして、MRの頃は結構トガっていたと思います(笑)。いま会ったら、自分としては話しかけたくないようなタイプだったかもしれないです(笑)。
一つあげるとするなら?

T.K.
営業所長の時に、営業所の2チームが同時に全国でも優れたチームに授与される「アプリコット賞」を受賞したことです。メンバーたちがチームとして成長してくれたことがなによりも嬉しかったです。

H.K.
私は、人事へ異動となり転勤が決まった際、担当していた病院の先生やスタッフさんからたくさんのお礼の言葉やプレゼントをいただけたことですね。思い出をまとめたアルバムやお手紙、先生が大好きなウルトラマン人形も(笑)。それまでの自分の活動が評価いただけていたと実感すると同時にMRとしてやってきてよかったなと実感しました。

一人ひとりの真剣な気持ちに向き合うために
丁寧に準備をして面接に臨んでいる。
お互いの第一印象はどんな感じだったのですか?

H.K.
私が異動してきたのは2016年で、最初は社内の研修を担当していました。その頃、T.K.さんはまだ営業にいて、自分が担当していた研修にたまたま参加した時が初対面でしたよね。すごく話し好きで気さくな人で(笑)。その印象はいまも変わらないですね。

T.K.
H.K.さんの印象はあの頃からずっと変わらなくて、すごく真面目な人。その後、私が2022年に異動してきて人事部の採用グループの責任者を務めるようになったわけです。H.K.さんは現在、新卒採用を担当していますが、学生の皆さんと接するにあたって何を一番大切にしていますか?

H.K.
日頃から心がけているのは、情報を正確に伝えること。後々にギャップが生じないように、うちの会社にとってネガティブなような情報でもありのままに伝えるようにしています。もう一つは、学生さんの声をちゃんと受け止められているかを常に意識するようにしています。

T.K.
近くで見ていても、そういうH.K.さんの寄り添う姿勢は素晴らしいなと思います。やはり真面目なんです(笑)。

H.K.
そうですか。T.K.さんはどんなことを意識していますか?

T.K.
基本的なことかもしれませんが、面接にあたっては全員のエントリーシートを丁寧に読み込むようにしています。学生さんたちは真剣な気持ちで面接に来てくれるわけですから、私も一人ひとり真剣に向き合うようにしています。

H.K.
私もエントリーシートはしっかり読み込みますけど、面接では本人から出てくる言葉など生の情報を大切にすることもありますね。
嬉しく思うのはどんな時ですか?

H.K.
何度か接しているうちに、私の話に興味を抱いてもらえる時かな。その学生さんにとって、なにか役立っているという実感が嬉しい。もちろん、うちに決めてもらうことに越したことはないのですけど、それよりも自分の経験や言葉がその学生さんの進路を考えるうえで、なにかしら役立てばそれだけで十分に嬉しいですね。

T.K.
私はシンプルですけれど、やはり「T.K.さんがいるから決めました」と言われた時かな。

H.K.
それは私も同じです(笑)。そうして入社した学生さんが社員としていきいきと働いている姿を実際に見たり、成長していることを耳にしたりすることが、この仕事の一番のやりがいですよね。

たくさんの出会いの中から
杏林製薬という会社を好きになってもらえたら
嬉しい。
とても責任の重い仕事だと思います。

T.K.
その責任の重さ、プレッシャーは常に感じています。自分自身を振り返ってみても、この会社が好きでずっと働き続けていますが、入社する時はそれほどの確信があったわけではありません。学生さんにとって、就職は一つの人生の岐路であるわけです。その選択に影響を及ぼしている仕事の重さ、そしてその責任をしっかりと担えているのかということはたえず自問自答しています。

H.K.
だからこそ一人ひとりと真剣に向き合わなければならないと思うのです。そして最後は、さっきも話したように杏林製薬を選ぶか選ばないかではなく、本人が納得して最良と思う選択をしてほしい。そのための、できる限りのサポートをしていこうと思っています。

T.K.
私が学生の皆さんにお伝えしたいのは、杏林製薬には挑戦を受け止めて成長を後押ししてくれる環境があるということ。この会社は製薬会社としては大規模ではないかもしれません。しかし、だからこそ一人ひとりが挑戦できるフィールドが広く、それを補い支え合うためにチームとしての力を大切にしています。新薬の開発にしても、地域医療への貢献にしても、けっして一人で完結できるものではありません。そんな大きな目標に向かって各人が主体性を持ってチームとして挑んでいく。そこにこそ杏林製薬の魅力があると思っています。

H.K.
私たちが出会いたいと思っているのは、自分に対しても、働く仲間に対しても、誠実で素直な人。この会社の大きな特徴として「チーム制」があげられますが、チーム力を高めていくためには、メンバー誰もが存分に能力を発揮できる風土が欠かせません。杏林製薬は、社員一人ひとりの想いをなによりも大事にしている会社でもあるのです。採用面接では、ぜひ皆さんの想いや背景をありのままに伝えてほしいと思っています。

T.K.
企業も、そこで出会う採用担当者もまさに個性はさまざまです。せっかくの機会なのですから、就職活動では数多くの経験を積んで、それを社会人としての成長の糧にしてほしいと思っています。そんなたくさんの出会いの中から、私たち杏林製薬を好きになってもらえたら嬉しいです。

