特別編集家族と仕事とわたし。
Profileプロフィール

S.O.
わたらせ創薬センター
薬理研究所
2015年 新卒入社
薬学研究科

U.M.
人事部
2019年 新卒入社
薬学部 薬学科

A.O.
東京支店 城東営業所
2016年 新卒入社
キャリアデザイン学部

R.N.
首都圏支店
厚木第一営業所
2017年 新卒入社
法学部
研究所からMRまで、産休・育休の取り方も
杏林らしく十人十色。

U.M.
今日集まった4人は産休や育休を経験したという共通点がありますが、ほとんどみんな初対面ですよね。初めに自己紹介も兼ねて、現在どんな業務に携わっているのか聞かせてください。

S.O.
私は入社以来ずっと、わたらせ創薬センターの薬理研究所で薬理の研究に携わっています。薬理というのは、わかりやすく言うなら薬の効き目や作用メカニズムを明らかにする研究で、創薬研究でも最上流にあたります。現在は入社10年目。2年以上温めてきたテーマがようやくプロジェクト化し、現在リーダーを務めています。

A.O.
私の入社は2016年。ずっとMRに携わっています。横浜第二営業所から城東営業所に異動し、現在は墨田区を中心に開業医を担当しています。

R.N.
私もMRです。年次的にはA.O.さんの1年後輩にあたるのかな。埼玉第三営業所で5年ほど経験を積んで、2022年に厚木第一営業所に異動。現在は厚木市の病院と開業医を担当しています。U.M.さんとは埼玉の時に同じオフィスで仕事をしたことがありますよね。

U.M.
そうですよね。私は現在、入社6年目。千葉や埼玉でMRとして経験を積み、2023年に本社の人事部に異動しました。現在は主に研修を担当し、社内の女性活躍を推進する業務にも携わっています。

S.O.
このメンバーで最初に産休・育休を取得したのは?……

A.O.
私かな。入社3年目の2019年に1回目の産休・育休を取り、2022年にも2回目を取得しています。どちらも1年半ほど。この春に復帰しました。

U.M.
私が取得したのは昨年の12月。半年ほど休んで最近復帰したばかりです。

R.N.
私もちょうどU.M.さんと同じ時期ですね。育休自体は2週間でしたが、有給も組み合わせて1か月ほど休みました。

S.O.
私は5年前の2019年秋に2か月間、育休を取りました。ちなみにわたらせ創薬センターの男性社員では育休取得第1号でした。

R.N.
私も同じ(笑)。所属する営業所では第1号でした。

「心配せずにゆっくり休んで!」と、
チームのみんなが温かく送り出してくれた。

U.M.
皆さん、産休・育休を取るにあたって、職場で気づかうようなことはありましたか?

R.N.
私の場合、休んだのが年末・年始という営業的にも忙しい時期だったので、チームに迷惑をかけるのではないかと少し不安でした。でも、上司やメンバーに相談したところ、「ぜったい休んだ方が良い!」と言われて。「何かあればチームで対応するから心配しないで」と、温かい言葉をかけてもらい嬉しかったですね。

S.O.
私は、心配はあまりせずに必ず育休をとろうと考えていました。産まれたばかりの子どもの成長を妻と2人で見守れるなんてとても貴重な経験ですから。上司や同僚の対応も温かく、育休中の実験なども手分けしてサポートしてくれて安心でした。男性第1号ということで手続きなど不明なことも多かったのですが、人事の担当者が親身になって対応してくれて助かりましたね。

R.N.
私も、妻にとってもたいへんな時期なのでぜひ一緒にいたいと思いました。休まずにあとから後悔するくらいなら、思い切って取ろうと(笑)。

A.O.
私は、まだ入社3年目と若手の時期だったので、ちょっと申し訳ないような気持ちがあったのは確かですね。でも、上司に相談したら「心配せずに、ゆっくり休みなさい」と。チームのみんなも温かく送り出してくれました。まわりの女性MRにも、産休・育休を経験して活躍している先輩がいたことも心強かったです。

U.M.
私は、MRから本社の人事へとまったく違う環境に異動したばかりのタイミングだったので、正直、不安でいっぱいでした。自分の仕事的にも、まわりに対しても……。ついついいろいろ考えてしまう性格なんですよね(笑)。だけど上司に相談すると、そんな私の性格も見抜いて、とても温かく支えてくれて。杏林製薬には恵まれた環境があると改めて実感しましたね。

R.N.
それはみんな同じ気持ちでしょうね。ところで、A.O.さんは1年半も職場を離れていて、心配になるようなことはありませんでしたか?

A.O.
ほとんどなかったかな(笑)。休み中は月1くらいのペースで上司から連絡があり、保育園の状況などを話していました。それでもさすがに復帰が間近になってくると、会社の様子が気になりましたね。同期のMRに連絡して、新しく発売された製品などいろいろ情報を仕入れました。こんな時でも気兼ねなく相談できる同期のネットワークは心強かったですね。

いろいろな働き方を受け止めて、
サポートし合う文化がこの会社にはある。

R.N.
A.O.さんは復帰後どのような働き方をしているのですか?

A.O.
時短勤務です。9時からスタートして16時40分に退社。それから子どもを保育園にお迎えにいきます。U.M.さんはどんな感じですか?

U.M.
私は復帰直後からフルタイムで働いていますが、本社には時差勤務制度があるのでそれを活用しています。8時30分から17時10分が通常の勤務時間です。

S.O.
研究所にも同様にフレックスタイム制度があるので、私も活用しています。出社を遅めにして、朝、私が子どもを保育園に送っていってから会社に向かうということも可能です。
子育てしていると、保育園の送り迎えのほか、子どもが急に熱を出したりとか、急に早退したり休んだりしなければならないことがありますよね。皆さん、どう対応しているのですか?

A.O.
基本は有給休暇を使って対応しています。それに加えて、「看護休暇」を利用して子どもの体調不良の時の休みに充てたこともあります。

U.M.
それに加えて、1時間、2時間といったように時間単位で取得できる「時間休暇」も便利ですよね。

S.O.
半日だけ休めるような制度もありますし。私は、妻に代わって保育園のお迎えにいかなければならない時などに利用しています。

R.N.
私は、妻がまた育休中で家にいるので、子どもの用事で急いで帰るようなことはないのですが、保育園選びの見学などで制度を利用しています。まわりの先輩たちを見ていても、仕事の途中で子どもを病院に連れていくなど、みんな柔軟な働き方としているように感じます。

S.O.
女性も男性も子育て中の社員が多く、みんな普段からそうした制度を活用していますから。まわりの人も当たり前のように受け止めて、お互いにサポートし合う文化がこの会社にはありますよね。

A.O.
夕方のミーティングで議論がどんなに白熱しても、私の退社時間が近くなるとみんな気がついて、「そろそろ、帰らなくて大丈夫?」と声をかけてくれます。

U.M.
私も。退社時間が近づくと、「そろそろだよ〜」と。それが自分のチームばかりでなく、他の部署の人まで気をつかって声をかけてくれるのです(笑)。本当に良い会社だなと思いますね。

R.N.
そのほか、これは良いなと感じるような制度はありますか?

U.M.
本社勤務になってからは在宅勤務制度も利用して、自宅という集中できる環境で効率的に働いています。

A.O.
あとは「お祝い金」の生活支援制度でしょうか。

R.N.
子どもの誕生時だけでなく、結婚や保育園や小学校の入学時など、いろいろなタイミングでもらえるのですよね。

S.O.
学生の皆さんは福利厚生まではなかなか目がいかないかもしれませんけれど、杏林はこうした制度面も充実していますよね。

R.N.
私は就活の時にしっかりチェックして入社を決めましたよ(笑)。

自分らしく働けて、自分らしく輝ける。
杏林製薬はそんな場所だと思っている。

S.O.
育休を経験してからは、働き方も変わりましたね。ワークライフバランスを考えて、仕事の効率を意識するようになりました。子どもと過ごすというかけがえのない楽しみができて、研究にもいっそう集中して取り組むようになったと思います。

U.M.
私も効率を考えて、なるべく前倒しで仕事を進めるように心がけています。また、子どもの用事で急に休まなければならなくなった時など、お互いにサポートし合えるように日頃からの情報共有も大切です。

A.O.
たいへんなこともいろいろありますけど、仕事でリフレッシュしたり、子育てで癒されたり、自分にとってはどちらの時間も元気のチャージになっていて、上手くバランスがとれているように感じますね。

R.N.
私たちのような働き方が増えるにつれ、杏林製薬全体の文化も変わってきたように感じます。最近、後輩の若手 MRから「私も将来、R.N.さんのように仕事も子育ても頑張る働き方がしたい」と言われて嬉しかったですね。育休から復帰して病院の先生に挨拶に行ったとき、「本当に杏林製薬さんは社員を大切にする会社だね」と声をかけてもらいました。

U.M.
とくに女性の場合、仕事と子育ての両立について不安を抱く人もいると思います。けれども、R.N.さんが言うようにこの会社には社員を思いやる風土があり、困った時には必ず手を差し伸べてくれ仲間たちがいます。

A.O.
そのとおり。誰にとっても自分らしく働けて、自分らしく輝ける。私は、杏林製薬という会社はそんな場所だと思っています。

