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研究開発の現場

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目指すは、
ファースト・イン・クラス。

Kyorin キョーリン製薬 RECRUIT

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YUKO ONISHI

大西 裕子

わたらせ創薬センター
薬理第一研究所
2017年入社
生命科学専攻(修士卒)

※掲載内容は取材当時のものです

Profile

最近、ゴルフを始めた。先輩からゴルフセット一式譲られたのがきっかけだそうだ。わたらせ創薬センターの周辺はゴルフ場が多く、冬はスキー場も近くて遊びのフィールドには事欠かない。東京にも電車で1時間強とさほど遠くもなく、自然が豊かで暮らしやすい環境だという。

「ファースト・イン・クラス」を目指して、
チーム で挑んでいく 研究スタイル が新鮮で刺激的。

なぜ創薬の研究者を目指したのでしょうか?

学生時代は生命科学を専攻していました。ちょうど研究室にいる時期に祖父が病気で亡くなったのです。自分は生命に関わる研究をしているのにも関わらず、何もしてあげることができずに歯がゆい気持ちでした。この時の経験がきっかけとなって、人の健康に貢献できるような研究をしてみたいと思ったのです。キョーリンを選んだ大きな理由は、就職活動の面談などで会った先輩研究者の姿。自分の仕事をとても楽しそうに語っていて、情熱を持って研究に取り組んでいる感じが伝わってきました。

現在、どのような研究に取り組んでいるのでしょうか?

呼吸器系の薬理研究に携わっています。この薬理とは、創薬の一番上流にあたる領域です。細胞実験や動物実験など分子生物学的な実験を積み重ねてターゲットの妥当性の検証や魅力づけを行っています。
入社した時から担当してきたテーマが順調に進み、入社3年目の今年からテーマのリーダーを任されています。研究のステップが上がるとともに、最近は合成や薬物動態など他部署の研究者たちとのミーティングも増えてきました。テーマの方向性や実験の進め方など違う視点からのアイデアをもらうことも多くて刺激的です。

「キョーリンならでは」と感じることはありますか?

まずあげられるのは、若いうちから責任ある仕事を任されるということ。今も話したように私は入社3年目でテーマリーダーとなり、後輩の研究者をサポートする立場にもあります。
また、チームで研究を進めていく楽しさもキョーリンならではだと思います。大掛かりな実験が必要な場合など、チーム内の他のテーマを手伝うことも多く、みんなでアイデアを出し合ってチーム一丸となって研究を進めています。学生時代、研究はほとんど1人で行っていたので、そんなスタイルが私にとってとても新鮮。他の研究者の得意技術を学ぶ絶好の機会であり、自分自身の成長に結びついていると実感しています。

この研究テーマとは 運命的な出会い を感じる。
だからこそ 独創的な医薬品に 育てていきたい。

どんな時に創薬研究の魅力を感じますか?

キョーリンは独創的な「ファースト・イン・クラス」の創薬を目指しています。それだけに私たちが挑む研究は困難なことばかりで、まして薬理研究は創薬の最上流であるだけに実験が失敗に終わることも多くあります。そんな試行錯誤の末にターゲットの未知な一面がちらりとでも見えたりするとワクワクします。
研究者ですから当たり前ですが、常に新しい知識を取り込むように心がけています。研究室で文献を読んだり、自宅に帰ってからも自分で購入した専門書で勉強したりしています。文献ひとつを読むにしても、学生時代は単に知識を得るような感じでしたが、今は自分の研究にとってヒントとなるものを見つけようと真剣度が違います。自分にとって研究テーマは、子どものようにどうしても育て上げてみたい愛おしい存在。そこが面白さであり一番の魅力です。

これから先の目標を教えてください。

まず第一の目標は、現在取り組むテーマが貢献できる医薬品の種となり得るか、しっかりと見極めること。実はこのテーマがターゲットとしている疾患は、祖父が患った疾患と同じなんです。それだけに思い入れも人一倍強いのです。
加えて、もう一つ。上手く表現できないのですが、いつまでもキラキラと輝いているような研究者であり続けたいと思っています。将来、私が母親になったとしても研究は続けていたい。キョーリンの研究所には、お手本となるような女性の先輩がたくさんいるので心強いですね。

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