本剤(リフヌア®錠45mg)の投与に際して、注意が必要な合併症や既往歴等は、以下のとおりです。
- スルホンアミド系薬剤に過敏症の既往歴のある患者
電子添文の記載は、以下のとおりです。
9. 特定の背景を有する患者に関する注意 9.1 合併症・既往歴等のある患者 9.1.1 スルホンアミド系薬剤に過敏症の既往歴のある患者 交叉過敏症があらわれる可能性がある。本剤の有効成分であるゲーファピキサントは、スルホンアミド基を有する。 |
[解説]
本剤の有効成分であるゲーファピキサントは、スルホンアミド基を有しているため、スルホンアミド系薬剤に対して過敏症の既往歴がある場合、過敏症状を惹起する可能性があることから、注意喚起するため設定した。
なお、承認までにスルホンアミド系薬剤に過敏症の既往歴がある患者での臨床試験は実施していない。
図 ゲーファピキサントクエン酸塩の化学構造式
[補足]
スルホンアミド系薬剤として、下記のようなものがあります。
- スルホンアミド系抗菌薬(サルファ剤)
- スルホンアミド系利尿薬(チアジド系利尿薬、ループ利尿薬)
- スルホンアミド系血糖降下薬(スルホニル尿素系糖尿病薬)
- サラゾスルファピリジン
- セレコシキブ
- 電子添文(9.1項)[2025年2月改訂(第4版)]
- 解説;インタビューフォーム(VIII.6.(1)合併症・既往歴等のある患者)[2025年2月改訂(第5版)]
2025/2/6