妊婦又は妊娠している可能性のある女性には、本剤(ラスビック®錠75mg)を投与しないでください(禁忌)。
動物実験(ラット)で、本剤の有効成分であるラスクフロキサシンの胎児への移行が報告されています。また、器官形成期に本剤を経口投与した群の胎児に発育遅延及び骨格異常(肋骨の短小)が認められています。
電子添文の記載は、以下のとおりです。
2. 禁忌(次の患者には投与しないこと) 2.2 妊婦又は妊娠している可能性のある女性[9.5参照] |
9. 特定の背景を有する患者に関する注意 9.5 妊婦 妊婦又は妊娠している可能性のある女性には投与しないこと。動物実験(ラット)で胎児への移行が報告されており、器官形成期に本剤を経口投与した群の胎児に発育遅延及び骨格異常(肋骨の短小)が認められている。[2.2参照] |
[解説]
妊娠18日目のラットに[14C]ラスクフロキサシン10mg/kgを単回経口投与したところ、母体及び胎児の組織中総放射能濃度は投与後1時間に最高濃度を示し、ラスクフロキサシン及びその由来成分は速やかに胎児へ移行した1)。
- 電子添文(2.2項、9.5項)[2024年5月改訂(第2版)]
- 解説;インタビューフォーム(VII.5.(2)血液‐胎盤関門通過性)[2024年5月改訂(第7版)]
References
- 社内資料 :分布(2019年9月20日承認、CTD2.6.4.4)
2025/3/3