本剤(ラスビック®錠75mg)の服用中は、授乳しないことが望ましいです。
動物実験(ラット)で、本剤の有効成分であるラスクフロキサシンの乳汁中への移行が報告されています。
電子添文の記載は、以下のとおりです。
9. 特定の背景を有する患者に関する注意 9.6 授乳婦 授乳しないことが望ましい。動物実験(ラット)で乳汁中へ移行することが報告されている。 |
[解説]
授乳ラットに[14C]ラスクフロキサシン10mg/kgを経口投与したところ、ラスクフロキサシン及びその由来成分の一部は乳汁中へ移行し、血漿中濃度と並行して減少し、排泄された。血漿及び乳汁中の総放射能濃度は投与1時間後に最高濃度を示し、乳汁中の総放射濃度は血漿中より4~11倍高い推移を示した1)。
- 電子添文(9.6項)[2024年5月改訂(第2版)]
- 解説;インタビューフォーム(VII.5.(3)乳汁への移行性)[2024年5月改訂(第7版)]
References
- 社内資料 :分布(2019年9月20日承認、CTD2.6.4.4)
2025/3/3