本剤(ラスビック®点滴静注キット150mg)の有効成分であるラスクフロキサシンを75mg注)単回経口投与したときの、組織等におけるラスクフロキサシンの対血漿濃度比は、以下のとおりです。
組織等 |
対血漿濃度比 |
---|---|
肺胞上皮被覆液 |
15.0 ~ 22.4 |
肺胞マクロファージ |
18.5 ~ 56.4 |
喀痰 |
0.613 ± 0.289* |
*:平均値±標準偏差
[解説]
- 健康成人30例(各時間6例)にラスクフロキサシン75mg注)を単回経口投与後1~24時間での対血漿中濃度比は、肺胞上皮被覆液で平均15.0~22.4、肺胞マクロファージで平均18.5~56.4であった1)。
- 呼吸器感染症患者36例にラスクフロキサシン75mg注)を経口投与後1~3時間での対血漿中濃度比は喀痰で0.613±0.289(平均値±標準偏差)であった。
注)本剤の用法及び用量は、「通常、成人にはラスクフロキサシンとして、投与初日に300mgを、投与2日目以降は150mgを1日1回点滴静注する。」です。
- 電子添文(16.3.2項)[2024年5月改訂(第5版)]
- 解説;電子添文(16.3.2項)[2024年5月改訂(第5版)]
References
- Furuie, H. et al. :Antimicrob. Agents Chemother. 2018 ;62(4) :e02169-17(PMID:29339391)
2024/7/29