本剤(ラスビック®点滴静注キット150mg)の投与により、ショックやアナフィラキシーを引き起こすことがあります。
しかし、本剤投与によるショックやアナフィラキシーの発生を確実に予知できる方法はありませんので、次の項目について必ず守ってください。
- 事前に既往歴等について十分な問診を行ってください。特に、抗生物質等によるアレルギー歴については必ず確認してください。
- 投与に際しては、必ずショック等に対する救急処置のとれる準備をしておいてください。
- 投与開始から投与終了後まで、患者を安静な状態に保ち、十分な観察を行ってください。特に投与開始直後は注意深く観察してください。
電子添文の記載は、以下のとおりです。
8. 重要な基本的注意 8.2 本剤によるショック、アナフィラキシーの発生を確実に予知できる方法がないので、次の措置をとること。[11.1.1参照] ・事前に既往歴等について十分な問診を行うこと。なお、抗生物質等によるアレルギー歴は必ず確認すること。 ・投与に際しては、必ずショック等に対する救急処置のとれる準備をしておくこと。 ・投与開始から投与終了後まで、患者を安静の状態に保たせ、十分な観察を行うこと。特に投与開始直後は注意深く観察すること。 |
11.1 重大な副作用 11.1.1 ショック、アナフィラキシー(いずれも頻度不明) 呼吸困難、血圧低下、浮腫、発赤等の症状が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。[8.2参照] |
[補足]
過敏症は、RMPの安全性検討事項の「重要な特定されたリスク」に挙げられています。
- 電子添文(8.2項、11.1.1項)[2024年5月改訂(第5版)]
- 補足;医薬品リスク管理計画書(RMP)[2024年6月12日提出]
2024/6/24