本剤(ラスビック®点滴静注キット150mg)との併用に注意が必要な薬剤は、以下のとおりです。
- チアジド系利尿剤、ループ系利尿剤
- 糖質副腎皮質ホルモン剤
- ACTH
- グリチルリチン製剤
- フェニル酢酸系、プロピオン酸系非ステロイド性消炎鎮痛剤; フルルビプロフェン等
- リファンピシン
- フェニトイン
- カルバマゼピン
- テオフィリン
- アミノフィリン水和物
- レパグリニド
- 副腎皮質ホルモン剤(経口剤及び注射剤); プレドニゾロン、ヒドロコルチゾン等
なお、本剤の有効成分であるラスクフロキサシンはCYP3A4の基質であり、CYP2C8に対して阻害作用を示します。
電子添文の記載は、以下のとおりです。
10. 相互作用
ラスクフロキサシンはCYP3A4の基質であり、CYP2C8に対し阻害作用を示す。[16.4、16.7.1参照]
10.2 併用注意(併用に注意すること)
薬剤名等
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臨床症状・措置方法
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機序・危険因子
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チアジド系利尿剤
ループ系利尿剤
糖質副腎皮質ホルモン剤
ACTH
グリチルリチン製剤
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低カリウム血症のある患者に本剤を投与した場合、心室頻拍(Torsade de pointesを含む)、QT延長を起こすことがある。
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これらの薬剤が有するカリウム排泄作用により、低カリウム血症を発現することがある。
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フェニル酢酸系、プロピオン酸系非ステロイド性消炎鎮痛剤
フルルビプロフェン等
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痙攣を起こすおそれがある。症状が認められた場合、両剤の投与を中止するなど適切な処置を行うこと。
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中枢神経における GABAA受容体への結合阻害が増強されると考えられている。
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リファンピシン
フェニトイン
カルバマゼピン
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本剤の作用が減弱する可能性がある。
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CYP3A4を誘導する薬物と併用することにより本剤の血中濃度が低下する可能性がある。
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テオフィリン
アミノフィリン水和物
[16.7.2参照]
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テオフィリンの作用を増強させるおそれがあるので、併用する場合にはテオフィリンを減量するなど適切な処置を行うこと。
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機序は不明であるが、本剤との併用によりテオフィリンの血中濃度が上昇する。
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レパグリニド
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レパグリニドの血中濃度が上昇し、レパグリニドの副作用が発現するおそれがある。
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CYP2C8を阻害することにより、レパグリニドの血中濃度を上昇させる。
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副腎皮質ホルモン剤 (経口剤及び注射剤)
プレドニゾロン
ヒドロコルチゾン等
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腱障害のリスクが増大するとの報告がある。これらの薬剤との併用は、治療上の有益性が危険性を上回る場合のみとすること。
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機序不明
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[関連FAQ]
- 電子添文(10項、10.2項)[2024年5月改訂(第5版)]
2024/7/29