本剤(ラスビック®点滴静注キット150mg)の医薬品リスク管理計画書(RMP)の概要は、以下のとおりです。
1.1. 安全性検討事項 |
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【重要な特定されたリスク】 |
・ 白血球減少症 ・ 間質性肺炎・器質化肺炎 ・ QTc間隔延長(Torsades de pointes を含む) ・ 低血糖 ・ 抗菌薬投与に関連した下痢(偽膜性大腸炎を含む) ・ 腱障害 ・ 過敏症 ・ 肝毒性 ・ 横紋筋融解症 ・ 中枢神経系への影響(痙攣、精神症状) ・ 重症筋無力症の悪化 ・ 大動脈瘤、大動脈解離 |
【重要な潜在的リスク】 |
・ 中毒性表皮壊死融解症(Toxic Epidermal Necrolysis:TEN)、皮膚粘膜眼症候群(Stevens-Johnson症候群) ・ 急性腎障害 |
【重要な不足情報】 |
・ 中等度以上の肝機能障害のある患者への投与時の安全性(錠) ・ 中等度の肝機能障害のある患者への投与時の安全性(点滴静注キット) |
1.2. 有効性に関する検討事項 |
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・ 国内臨床分離株の本剤に対する感受性(錠) ・ 国内臨床分離株の本剤に対する感受性(点滴静注キット) |
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2. 医薬品安全性監視計画の概要 |
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通常の医薬品安全性監視活動 |
副作用、適正使用情報、文献・学会情報及び外国措置報告等の収集・確認・分析に基づく安全対策の検討及び実行 |
追加の医薬品安全性監視活動 |
・ 特定使用成績調査(中等度以上の肝機能障害患者の安全性)(錠) ・ 特定使用成績調査(中等度の肝機能障害患者の安全性)(点滴静注キット) ・ 一般使用成績調査(点滴静注キット) |
3. 有効性に関する調査・試験の計画の概要 |
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・ 特定使用成績調査(感受性調査)(錠) ・ 特定使用成績調査(感受性調査)(点滴静注キット) |
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4. リスク最小化計画の概要 |
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通常のリスク最小化活動 |
電子添文及び患者向医薬品ガイドによる情報提供 |
追加のリスク最小化活動 |
なし |
最新の情報は、独立行政法人 医薬品医療機器総合機構の医薬品情報検索ページで確認してください。
2024/6/24