よくある質問(FAQ)

Q

ラスビック点滴静注キット150mg

ラスビック点滴静注キット_点滴の際の注意点は?

A

本剤(ラスビック®点滴静注キット150mg)を点滴静注する際には、以下の点に注意をしてください。

  1. 本剤は150mgあたり約60分間かけて点滴静注してください(30分以内は避けてください)。
  2. 他剤及び輸液と配合した場合に、配合変化が認められているものがあるため、本剤を他剤及び輸液と配合しないでください。なお、同一の点滴ラインによる他剤及び輸液との同時投与は避けてください。
  3. 本剤はヘパリンナトリウムと配合変化が認められているため、静脈内カテーテル留置を行う際、ヘパリンナトリウムによる血液凝固防止(ヘパリンロック)前後は、ルート内を生理食塩液又は5%ブドウ糖注射液で洗浄(フラッシング)してください。
  4. 本剤と他の薬剤を同一の輸液チューブにより連続注入する場合には、生理食塩液又は5%ブドウ糖注射液を本剤の投与前後に輸液チューブ内に流してください。
  5. 薬液バイアルは、薬剤の投与が終わるまで支持筒から抜き取らないでください。
  6. 使用後の残液は使用しないでください。
  7. 通気針は不要です。
  8. 専用希釈液ボトルの目盛りはおよその目安として使用してください。

[補足]
  1. 承認までの国内臨床試験(PhII及びPhIII)では、150mg/100mLあたり約1時間かけて点滴静注し、約30分以内の点滴静注を避けるよう規定して投与を行いました。その結果、いずれの試験でも安全性上の大きな問題は報告されていなかったことから、投与時間は「本剤150mgあたり約60分間かけて点滴静注すること(30分以内は避けること)」としました。なお、薬液と専用希釈液を混合後の全液量は、100mLです。
  2. 他剤及び輸液と配合した場合、配合変化が認められてるため、他剤及び輸液と配合せず、単剤で使用してください。点滴ライン中での結晶析出等を避けるため、同一の点滴ラインによる他剤及び輸液との同時投与は避けてください。また、本剤を他剤及び輸液と配合して投与した臨床試験は実施していません。なお、配合変化試験結果については、本剤のインタビューフォームの「XIII.備考 2.その他の関連資料 2)配合変化試験」を参照してください。
  3. ヘパリンナトリウムと本剤を配合した場合、白濁し、ゲル状の沈殿が析出します。
  4. 他剤と配合した場合、配合変化が認められているため、同一の輸液チューブにより連続注入した場合には点滴ライン中で結晶析出等が生じることがあります。
  5. 汚染防止のため、薬液バイアルは、薬剤の投与が終わるまで支持筒から抜き取らないでください。
  6. 安定性及び無菌性の維持の観点から使用後の残液は破棄し、再使用や保存をしないでください。
  7. 通気針を使用し無くても、点滴が可能です。
  8. 専用希釈液ボトルの目盛り線は、目安であり、正確な内容量を示すものではありません。

  • 電子添文(14.2項)[2022年3月改訂(第4版)]
  • 補足;インタビューフォーム(VIII.11.適用上の注意)[2022年3月改訂(第4版)]

2022/9/9

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