本剤(フルティフォーム®50エアゾール/125エアゾール)を用法及び用量どおり継続して治療を行っても十分な効果が認められない場合や、本剤の使用量が増加してきた場合には、喘息の管理が十分でないことが考えられます。そのような場合には、できるだけ早く医療機関を受診するように指導してください。
効果不十分な状態では患者の生命が脅かされる可能性がありますので、患者の症状に応じてステロイド療法の強化(本剤のより高用量製剤への変更等)を考慮してください。
ただし、感染を伴う喘息症状の増悪がみられた場合には、ステロイド療法の強化と感染症の治療を考慮してください。
電子添文の記載は、以下のとおりです。
8. 重要な基本的注意 8.3 本剤の投与期間中に発現する急性の発作に対しては、短時間作動型吸入β2刺激剤等の他の適切な薬剤を使用するよう患者に注意を与えること。また、その薬剤の使用量が増加したり、あるいは効果が十分でなくなってきた場合には、喘息の管理が十分でないことが考えられるので、可及的速やかに医療機関を受診し医師の治療を求めるよう患者に注意を与えること。そのような状態では患者の生命が脅かされる可能性があるので、患者の症状に応じてステロイド療法の強化(本剤のより高用量製剤への変更等)を考慮すること。 8.4 感染を伴う喘息症状の増悪がみられた場合には、ステロイド療法の強化と感染症の治療を考慮すること。 |
- 電子添文(8.3項、8.4項)[2024年5月改訂(第6版)]
2024/6/17