本剤(フルティフォーム®50エアゾール/125エアゾール)と全身性ステロイド剤を併用している患者において、全身性ステロイド剤の減量を行う場合には、本剤吸入開始後の症状の安定を確認してから、一般のステロイド剤の減量法に準じて、徐々に減量してください。
なお、全身性ステロイド剤の減量並びに離脱に伴って、鼻炎、湿疹、蕁麻疹、めまい、動悸、倦怠感、顔のほてり、結膜炎等の症状が発現又は増悪することがありますので、症状があらわれた場合には適切な処置を行ってください。
また、まれに潜在していた基礎疾患である好酸球性多発血管炎性肉芽腫症にみられる好酸球増多症があらわれることがありますので、好酸球数の推移や、しびれ、発熱、関節痛、肺の浸潤等の血管炎症状等に注意してください。
電子添文の記載は、以下のとおりです。
8. 重要な基本的注意 8.7 全身性ステロイド剤の減量は本剤吸入開始後症状の安定をみて徐々に行うこと。減量にあたっては一般のステロイド剤の減量法に準ずること。 8.8 本剤を含む吸入ステロイド剤投与後に、潜在していた基礎疾患である好酸球性多発血管炎性肉芽腫症にみられる好酸球増多症がまれにあらわれることがある。この症状は通常、全身性ステロイド剤の減量並びに離脱に伴って発現しており、本剤との直接的な因果関係は確立されていない。本剤の投与期間中は、好酸球数の推移や、他の好酸球性多発血管炎性肉芽腫症の症状(しびれ、発熱、関節痛、肺の浸潤等の血管炎症状等)に注意すること。 8.9 全身性ステロイド剤の減量並びに離脱に伴って、鼻炎、湿疹、蕁麻疹、めまい、動悸、倦怠感、顔のほてり、結膜炎等の症状が発現・増悪することがあるので、このような症状があらわれた場合には適切な処置を行うこと。 |
- 電子添文(8.7項、8.8項、8.9項)[2024年5月改訂(第6版)]
2024/6/17