よくある質問(FAQ)

Q

フルティフォーム50エアゾール、125エアゾール

フルティフォーム_過量投与時の症状は?

A

本剤(フルティフォーム®50エアゾール/125エアゾール)を過量投与した場合、以下の症状が発現する可能性があります。

◆症状

β刺激剤(ホルモテロールフマル酸塩水和物)

  • 動悸、頻脈、不整脈、振戦、頭痛や筋痙攣などが発現する可能性があります。
  • 重篤な症状として、血圧低下、代謝性アシドーシス、低カリウム血症、高血糖、心室性不整脈あるいは心停止等が発現する可能性があります。

ステロイド剤(フルチカゾンプロピオン酸エステル)

  • 副腎皮質機能抑制による疲労感、意識低下、嘔吐、食欲不振、発熱や顔面蒼白などが発現する可能性があります。
  • 副腎皮質機能が抑制されている患者では、外傷、手術、感染時等に急性副腎皮質機能不全が発現する可能性があります。また、本剤の急速な減量時にも急性副腎皮質機能不全が発現する可能性があります。
◆処置

過量投与による症状が認められた場合は、本剤を減量してください。

また、本剤を減量する際には、患者の状態を十分に管理しながら徐々に行ってください。

電子添文の記載は、以下のとおりです。

8. 重要な基本的注意

8.2 過度に本剤の使用を続けた場合、不整脈、場合により心停止を起こすおそれがあるので、用法・用量を超えて投与しないよう注意すること。また、患者に対し、過度の使用による危険性について理解させ、用法・用量を超えて使用しないよう注意を与えること。[13.1参照]

13. 過量投与

13.1 症状

ホルモテロールフマル酸塩水和物の過量投与により、動悸、頻脈、不整脈、振戦、頭痛及び筋痙攣等、β刺激剤の薬理学的作用による全身作用が発現する可能性がある。また、重篤な症状として、血圧低下、代謝性アシドーシス、低カリウム血症、高血糖、心室性不整脈あるいは心停止等が発現する可能性がある。

フルチカゾンプロピオン酸エステルの過量投与(通常の用法・用量を超える量等)により副腎皮質機能抑制等の全身性の作用がみられることがある。副腎皮質機能が抑制されている患者においては、外傷、手術、感染、本剤の急速な減量時等に急性副腎皮質機能不全が発現する可能性がある。[8.2、11.1.2参照]

13.2 処置

過量投与後に本剤を減量する際は、患者の管理を十分に行いながら徐々に行うこと。


[補足]

心血管系事象は、RMPの安全性検討事項の「重要な潜在的リスク」に挙げられています。

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2024/1/17

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