薬剤がしっかりと気管支全体にまで届くように3秒以上の息こらえが必要です。
本剤(フルティフォーム®50エアゾール/125エアゾール)を吸入した後は、吸入口から口を離し、そのまま3秒以上を目安に息を止めるように指導してください。
ただし、3秒以上の息止めが苦しい場合には無理をしない程度で構いません。
[補足]
明日からできる吸入指導1)では、「吸入後の息止めは重要な動作である。末梢気道や肺内へ薬が送達された後、息止めを行うことで沈着率を高める。吸入してすぐに息を吐くと、吸入した薬が呼気とともに排出されてしまう。」と記載されています。
- 同梱資材(フルティフォーム®を使用される患者の皆様へ)[2017年1月改訂(0001A17KD)]
- 患者向け服薬指導資材(フルティフォーム®を使用する患者さんへ)[2023年7月改訂(ICFF0003)]
References
- 監修 駒瀬裕子.編集 横浜市旭区瀬谷区薬剤師会 特定営利活動法人 吸入療法のステップアップをめざす会.すべての医療従事者のための 明日からできる吸入指導 改訂第3版ー指導から支援へー.2018年発行.発行メディカルレビュー社
2024/6/17