本剤(フルティフォーム®50エアゾール/125エアゾール)の有効成分であるフルチカゾンプロピオン酸エステルとホルモテロールの作用機序は、以下のとおりです。
◆フルチカゾンプロピオン酸エステル
フルチカゾンは、合成副腎皮質ステロイドであり、グルココルチコイド受容体を介した抗炎症作用により、気管支喘息の症状を改善します。
◆ホルモテロール
ホルモテロールは、β2受容体を刺激して細胞内cAMPを上昇させ、平滑筋を弛緩させて気管支を拡張し、気管支喘息の症状を改善します。
なお、フルチカゾンとホルモテロールの相乗作用の機序として、フルチカゾンで誘導されるグルココルチコイド応答配列(GRE)依存性転写活性をホルモテロールが増強することが示されています。
- 電子添文(18.1項)[2024年5月改訂(第6版)]
2024/6/17