本剤の錠剤(ペンタサ®錠250mg/錠500mg)については、錠剤表面にある割線を用いて、二分割(半錠)にして投与することができます。
なお、本剤は放出調節製剤ですので、患者には噛まずに服用するように指導してください。
また、乳鉢による混合粉砕はしないでください。
錠250mg | ![]() |
錠500mg | ![]() |
電子添文の記載は、以下のとおりです。
14. 適用上の注意 14.2 薬剤投与時の注意 本剤は二分割して服用可能であるが、放出調節製剤であることより、かまずに服用すること。また、乳鉢による混合粉砕は避けること。 |
[解説]
本剤の錠剤(ペンタサ®錠250mg/錠500mg)を半錠に分割し、開放条件下で保存したときの安定性試験結果は、以下のとおりであった。
製剤 |
保存条件 |
保存形態 |
保存期間 |
結果 |
---|---|---|---|---|
錠250mg |
25℃、 60%RH |
褐色ガラス瓶 ラップ#(開放) |
3箇月 |
規格内(外観の着色変化及び溶出性の低下あり) |
錠500mg |
25℃、 60%RH |
褐色ガラス瓶 ラップ#(開放) |
3箇月 |
規格内(外観の着色変化及び溶出性の低下あり) |
#:メンブレンシール(疎水性PTFE、孔径0.45μm)
測定項目:性状、溶出性、定量法、着色度(分光測色計)
検体調製:錠剤をPTPシートから取り出し、割線に沿って錠剤カッターで切り込みを入れた後に手で半錠に分割し、試験用検体とした。
- 錠250mg/錠500mg;電子添文(3.2項、14.2項)[2025年7月改訂(第5版)]
- 解説;インタビューフォーム(IV.6.製剤の各種条件下における安定性)[2025年7月改訂(第29版)]
2025/7/1