本剤（ラスビック®錠75mg）の有効成分であるラスクフロキサシンの血中濃度は、以下のとおりです。
◆単回投与
健康成人にラスクフロキサシン75mgを空腹時単回経口投与したときの、薬物動態パラメータは表1のとおりでした。
表1 単回経口投与後のラスクフロキサシンの薬物動態パラメータ
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投与量 |
例数 |
Cmax （μg/mL） |
Tmax （hr） |
t1/2 （hr） |
AUCinf （μg・hr/mL） |
|---|---|---|---|---|---|
|
75mg |
24 |
0.592 ± 0.162 |
2.48 ± 1.09 |
13.9 ± 1.35 |
10.2 ± 2.02 |
平均値±標準偏差
◆反復投与
健康成人にラスクフロキサシン75mgを1日1回7日間空腹時反復経口投与したときの薬物動態パラメータは、表2のとおりでした。
表2 反復経口投与後のラスクフロキサシンの薬物動態パラメータ
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投与日 |
投与量 |
例数 |
Cmax （μg/mL） |
Tmax （hr） |
t1/2 （hr） |
AUCt （μg・hr/mL） |
|---|---|---|---|---|---|---|
|
1日目 |
75mg |
6 |
0.609 ± 0.125 |
1.67 ± 1.21 |
11.3 ± 0.993 |
6.63 ± 0.560 |
|
7日目 |
75mg |
6 |
0.998 ± 0.174 |
1.50 ± 0.548 |
16.2 ± 1.02 |
13.0 ± 1.73 |
平均値±標準偏差
◆母集団薬物動態解析
感染症患者にラスクフロキサシン75mgを 1日1回反復経口投与したときの投与終了時の薬物動態パラメータを、母集団薬物動態モデルから予測した結果は、表3のとおりでした。
表3 ラスクフロキサシン最終投与時の患者での薬物動態パラメータ
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疾患名 |
投与量 |
例数 |
Ctrough （μg/mL） |
Cmax （μg/mL） |
AUC0-24 （μg・hr/mL） |
|---|---|---|---|---|---|
|
呼吸器感染症 |
75mg |
250 |
0.303 ± 0.113 |
1.056 ± 0.303 |
15.12 ± 4.58 |
|
耳鼻咽喉科領域感染症 |
75mg |
209 |
0.295 ± 0.108 |
0.859 ± 0.239 |
13.11 ± 3.87 |
平均値±標準偏差
- 電子添文（16.1項）［2024年5月改訂（第2版）］
2025/1/6
