よくある質問(FAQ)

Q

ケタスカプセル10mg

ケタス_製剤の安定性は?

A

本剤(ケタス®カプセル10mg)の安定性試験の結果は、以下のとおりです。

なお、本剤は40℃以上ではいずれの保存条件(加湿の有無)、保存形態(PTP包装の有無)でも溶出性等が規格外となっています。また、本剤の有効成分であるイブジラストの融点は54~58℃であるため、本剤は30℃を超える場所での保管を避ける必要があります。

試験

保存条件

保存形態

保存期間

結果

長期保存試験

25℃、60 RH

ポリエチレンボトル+紙箱

48箇月

規格内

25℃、75 RH

PTP包装1

24箇月

規格内

加速試験

40℃、75% RH

PTP包装*1

12箇月

3箇月でカプセル内容物が微褐色を呈し規格外。

9箇月で分解物を検出した。

その他の項目は、規格内。

苛酷試験  

加温

40℃

無包装

12箇月

1箇月で溶出が規格外。

その他の項目は規格内。

50℃

無包装

3箇月

1箇月で溶出が規格外。

その他の項目は規格内。

加温・加湿   

40℃、75% RH

無包装

12箇月

6箇月でカプセル内容物が微褐色を呈し、溶出と共に規格外。

9箇月で分解物を検出した。

その他の項目は、規格内。

50℃、75% RH

無包装

3箇月

1箇月で溶出が規格外。

1箇月で分解物を検出した。

3箇月でカプセル内容物が微褐色を呈し規格外。

その他の項目は規格内。

光線照射

自然光下

無包装

100時間  

規格内

PTP包装*1

100時間

規格内

蛍光灯下

(7300~8400lx)

無包装

3箇月

規格内

PTP包装*1

3箇月

規格内

測定項目:性状、確認試験、定量、製剤均一性試験、溶出試験*2、分解物の確認*2、*3
*1:PTP包装し、10シート単位にアルミニウム箔に包み、紙箱に入れ保存
*2:長期保存試験(25℃、60%RH)では実施せず
3:規格設定せず


  • インタビューフォーム(III.1.(4)融点(分解点)、沸点、凝固点、IV.6.製剤の各種条件下における安定性、X.3.包装状態での貯法)[2024年5月改訂(第15版)]

2024/5/9

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