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杏林製薬(株)・千寿製薬(株) セフェム系抗生物質製剤 『ベストロン耳鼻科用』に関する売買契約の締結について

1999年8月17日

杏林製薬株式会社(社長 荻原郁夫 資本金 36億23百万円 本社 東京都)と千寿製薬株式会社(社長吉田祥二 資本金 14億16百万円 本社 大阪府)は、両社の製品・開発品の販売に関する包括的な提携に基づき、その第一弾として、セフェム系抗生物質製剤『ベストロン耳鼻科用』に関する売買契約をこのたび締結しました。杏林製薬(株)は10月を目処に千寿製薬(株)が製造する『ベストロン耳鼻科用』の販売を開始する計画です。

『ベストロン耳鼻科用』の主なプロフィールは以下の通りです。

  1. 一般名:塩酸セフメノキシム(セフェム系抗生物質)
  2. 適応症:外耳炎 中耳炎 副鼻腔炎
  3. 特 徴:副鼻腔炎のネブライザー療 *法の適応を有する唯一の抗生物質製剤
  4. 薬 価:116円70銭(10mg 1ml)
  5. 包 装:[50mg・溶解液5ml]×5 [500mg・溶解液50ml]×1
  6. 発売日:1996年9月
  7. 売上高:14億円(薬価ベース、1998年)
  8. 現在の製品の流れ:
    製造元 千寿製薬(株) 発売元 グレラン製薬(株) 販売 武田薬品工業 (医療機関へのプロモーションはグレラン製薬(株)が行っており 、当社発売後は、並売の形態となります。)

*ネブライザー療法:噴霧器を用いて、気道や副鼻腔などに薬剤を供給するもの

杏林製薬(株)は事業の再構築を進める中で、マーケティングの領域として、耳鼻科・呼吸器内科・泌尿器科の重点化を指向しています。『ベストロン耳鼻科用』により耳鼻科領域の商品群を補強すると共に、耳鼻科専門医へのアプローチを強化していきます。なお売上計画は、今年度7億円、ピーク時年商30億円を目指しています。

この他の販売提携については、製品ごと、開発途上品ごとに評価・検討を進めており、今後も個別に契約を締結する予定です。

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