授乳婦に本剤(リフヌア®錠45mg)を投与する場合は、治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討してください。
動物実験(ラット)で、本剤の有効成分であるゲーファピキサントの乳汁中への移行が報告されています。
電子添文の記載は、以下のとおりです。
9. 特定の背景を有する患者に関する注意 9.6 授乳婦 治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること。ラットで乳汁中への移行が報告されている。 |
[解説]
妊娠6日目から授乳10日目までの授乳ラットにゲーファピキサントを300及び675mg/kg/日の用量で1日3回投与し、授乳10日目の投与後0.5及び1時間の母動物の血漿及び乳汁中のゲーファピキサント濃度を測定したところ、投与後1時間のゲーファピキサントの乳汁中濃度は、母動物の血漿中濃度よりそれぞれ3.65倍及び4.05倍高かった1)。
- 電子添文(9.6項)[2025年2月改訂(第4版)]
- 解説;インタビューフォーム(VII.5.(3)乳汁への移行性)[2025年2月改訂(第5版)]
References
- 社内資料 :排泄(2022年1月20日承認、CTD 2.6.4.6)
2025/2/6