よくある質問(FAQ)

Q

ラスビック錠75mg

ラスビック錠_組織への移行性は?

A

本剤(ラスビック®錠75mg)の有効成分であるラスクフロキサシン75mgを単回経口投与したときの、組織等におけるラスクフロキサシンの対血漿濃度比は、以下のとおりです。

組織等

対血漿濃度比

肺胞上皮被覆液

15.0 ~ 22.4

肺胞マクロファージ

18.5 ~ 56.4

喀痰

0.613 ± 0.289*

副鼻腔粘膜

2.12 ± 1.11*

中耳粘膜

2.04 ± 1.83*

口蓋扁桃組織

2.76 ± 0.784*

*:平均値 ± 標準偏差


[解説]
  • 健康成人30例(各時間6例)にラスクフロキサシン75mgを単回経口投与後1~24時間での対血漿中濃度比は、肺胞上皮被覆液で平均15.0~22.4、肺胞マクロファージで平均18.5~56.4であった1)
  • 呼吸器感染症患者36例にラスクフロキサシン75mgを経口投与後1~3時間での対血漿中濃度比は喀痰で0.613±0.289(平均値±標準偏差)であった。
  • 耳鼻咽喉組織摘出術施行患者(各組織5例)にラスクフロキサシン75mgを単回経口投与後1~2時間での対血漿中濃度比(平均値±標準偏差)は、副鼻腔粘膜2.12±1.11、中耳粘膜2.04±1.83、口蓋扁桃組織2.76±0.784であった。

  • 電子添文(16.3.2項)[2020年12月改訂(第1版)]
  • 解説;電子添文(16.3.2項)[2020年12月改訂(第1版)]
References
  1. Furuie H, et al. :Antimicrob Agents Chemother. 2018 ; 62(4) : e02169-17(PMID: 29339391)

2022/12/15

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