よくある質問(FAQ)

Q

ラスビック錠75mg

ラスビック錠_薬物動態における腎機能障害の影響は?

A

本剤(ラスビック®錠75mg)を腎機能障害者に単回経口投与したところ、本剤の有効成分であるラスクフロキサシンの血中動態に腎機能低下の影響は少なく、腎機能障害者でも腎機能正常者とほぼ同様の体内動態を示すと考えられました1)


[解説]

腎機能障害者にラスクフロキサシン75mgを単回経口投与したとき、血漿中ラスクフロキサシンの薬物動態パラメータは下表のとおりであった。

表 腎機能障害者でのラスクフロキサシンの薬物動態パラメータ

腎機能障害の程度

(Ccr:mL/min)

例数

Cmax

(μg/mL)

Tmax

(hr)

t1/2

(hr)

AUCinf

(μg・hr/mL)

正常

(90≦Ccr)

6

0.868 ± 0.209

1.17 ± 0.408

16.8 ± 2.54

14.7 ± 2.65

軽度

(60≦Ccr<90)

6

0.918 ± 0.178

1.17 ± 0.408

16.0 ± 2.26

16.8 ± 2.22

中等度

(30≦Ccr<60)

4

0.615 ± 0.117

2.25 ± 1.26

17.2 ± 1.84

12.3 ± 2.03

高度

(15≦Ccr<30)

4

0.615 ± 0.0681

1.00 ± 0

17.9 ± 2.64

11.8 ± 1.61

(平均値 ± 標準偏差)


  • 解説;電子添文(16.6.1項)[2020年12月改訂(第1版)]
References
  1. 腎機能低下が薬物動態に及ぼす影響(2019年9月20日承認CTD2.7.2.2.3.2)

2022/9/8

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