妊婦又は妊娠している可能性のある女性には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ、本剤(エクリラ®400μgジェヌエア®)を投与してください。
動物実験(ラット)で、本剤の有効成分であるアクリジニウム臭化物の胎児への移行が認められています。
電子添文の記載は、以下のとおりです。
9. 特定の背景を有する患者に関する注意 9.5 妊婦 妊婦又は妊娠している可能性のある女性には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。動物実験(ラット)で胎児に移行することが認められている。 |
[解説]
妊娠17日目の雌性ラットを用いて[14C]アクリジニウム臭化物(1mg/kg)単回静脈内投与の胎盤通過を評価したところ、投与2時間後(血漿中濃度:0.051μg/mL、胎盤濃度:2.18μg/g wet weight tissue)に最高値の放射能が検出され、アクリジニウム臭化物及び代謝物が胎盤を通じて胎児へ移行する可能性が示唆された。
- 電子添文(9.5項)[2024年6月改訂(第3版、再審査結果)]
- 解説;インタビューフォーム(VII.5.(2)血液‐胎盤関門通過性)[2024年6月改訂(第8版)]
2025/3/3