授乳婦に本剤(エクリラ®400μgジェヌエア®)を投与する場合は、治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討してください。
動物実験(ラット)で、本剤の有効成分であるアクリジニウム臭化物は、乳汁中に移行することが確認されています。
電子添文の記載は、以下のとおりです。
9. 特定の背景を有する患者に関する注意 9.6 授乳婦 治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること。動物実験(ラット)で乳汁中に移行することが認められている。 |
[解説]
分娩後約14日後の雌性ラットに[14C]アクリジニウム臭化物(1mg/kg)を単回静脈内投与したとき、母乳中放射能濃度は投与6時間後に最高値(161.3ng/g)を示し、アクリジニウム臭化物及び代謝物が乳汁中へ移行する可能性が示唆された。
- 電子添文(9.6項)[2024年6月改訂(第3版、再審査結果)]
- 解説;インタビューフォーム(VII.5.(3)乳汁中への移行)[2024年6月改訂(第8版)]
2025/3/3