高度の肝機能障害のある患者では、ビベグロンの血漿中濃度が上昇するおそれがありますので、慎重に投与してください1)。
[解説]
承認時までの臨床試験において、高度の肝機能障害のある患者での使用経験がないため、安全性が確立していません2)。
健康成人(正常な肝機能を有する被験者)と中等度の肝機能障害(Child-Pughスコアが7~9点)を有する男女(外国人)8例にビベグロン100mg注)を単回経口投与したときのCmax及びAUCinfを健康成人と比べると、中等度の肝機能障害者ではそれぞれ1.35及び1.27倍でした1,2)。
なお、ベオーバ錠の用法・用量は「通常、成人にはビベグロンとして50mgを1日1回食後に経口投与する。」です1)。
注):本剤の承認用量は50mgです。
出典:
- 添付文書「6.用法及び用量」、「9.3.1高度の肝機能障害のある患者」、「16.6.2肝機能障害患者」
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2021/2/15