授乳婦に本剤(ケタス®カプセル10mg)を投与する場合は、治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討してください。
動物実験(ラット)で、本剤の有効成分であるイブジラストが乳汁中に移行することが報告されています1)。
電子添文の記載は、以下のとおりです。
9. 特定の背景を有する患者に関する注意 9.6 授乳婦 治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること。動物実験(ラッ卜)で乳汁中へ移行することが報告されている1)。 |
[解説]
授乳期ラットに[14C]イブジラスト2.0mg/kgを経口投与し、1~72時間の推移を検討した結果、乳汁中濃度は血中濃度の43~79%であった1)。
- 電子添文(9.6項)[2024年5月改訂(第2版)]
- 解説;インタビューフォーム(VII.5.(3)乳汁への移行性)[2025年7月改訂(第17版)]
References
- 高木皓一, 他. :応用薬理. 1985 ;30 :967-981
2025/7/1