よくある質問(FAQ)

Q

ペンタサ坐剤1g

ペンタサ坐剤_メサラジン過敏症の発現は?

A

本剤(ペンタサ®坐剤1g)の有効成分であるメサラジンにより、過敏症状(発熱1)、腹痛2)~6)、下痢2)、4)、好酸球増多7)等)の発現や潰瘍性大腸炎の悪化8)、9)が認められることがあります。

異常が認められた場合には、投与を中止するなど適切な処置を行ってください。

また、サラゾスルファピリジンでアレルギー症状がみられた患者に本剤を投与したところ、同様のアレルギー症状が認められたとの報告がありますので、サラゾスルファピリジンでアレルギー症状がみられた患者に本剤を投与する場合は注意してください。

電子添文の記載は、以下のとおりです。

2. 禁忌(次の患者には投与しないこと)

2.3 本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者[8.1参照]

8. 重要な基本的注意

8.1 メサラジンにより過敏症状(発熱1)、腹痛2)~6)、下痢2)、4)、 好酸球増多7)等)が発現することがあり、また、潰瘍性大腸炎が悪化8)、9)することがあるため、異常が認められた場合には、投与を中止するなど適切な処置を行うこと。[2.3参照]

9. 特定の背景を有する患者に関する注意

9.1 合併症・既往歴等のある患者

9.1.1 サラゾスルファピリジンに対する過敏症のある患者

メサラジン錠をサラゾスルファピリジンでアレルギー症状がみられた患者に投与したところ、国内の臨床試験で39例中3例(7.7%)1)、2)、5)、10)、外国において43例中2例(4.7%)11)に同様のアレルギー症状が認められた。そのため、サラゾスルファピリジンでアレルギー症状がみられた患者に本剤を投与する場合は注意すること。

  • 電子添文(2.3項、8.1項、9.1.1項)[2023年7月改訂(第3版)]
References
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2023/7/20

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