妊婦又は妊娠している可能性のある女性には、本剤(バクシダール®錠100mg/錠200mg)を投与しないでください(禁忌)。
ただし、「炭疽」又は「野兎病」の妊婦又は妊娠している可能性のある女性の治療に用いる場合は、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ本剤を投与してください。
電子添文の記載は、以下のとおりです。
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2. 禁忌(次の患者には投与しないこと) 〈炭疽、野兎病以外〉 2.3 妊婦又は妊娠している可能性のある女性[9.5.1参照] |
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9. 特定の背景を有する患者に関する注意 9.5 妊婦 〈炭疽、野兎病以外〉 9.5.1 妊婦又は妊娠している可能性のある女性には投与しないこと。[2.3参照] 〈炭疽、野兎病〉 9.5.2 妊婦又は妊娠している可能性のある女性には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合のみ投与すること。 |
[参考]
本剤の血液-胎盤関門通過性に関する情報は、以下のとおりです。
妊婦にノルフロキサシン200mgを経口投与した結果、分娩時の臍帯血、羊水中にノルフロキサシンの移行が認められた1)。
- 電子添文(2.3項、9.5項)[2024年5月改訂(第3版)]
- 参考;インタビューフォーム(VII.5.(2)血液-胎盤関門通過性)[2025年6月改訂(第26版)]
References
- 高瀬善次郎, 他. :Chemotherapy. 1981 ;29(S-4) :697-704
2025/10/29