よくある質問(FAQ)

Q

バクシダール錠100mg、錠200mg

バクシダール_併用に注意が必要な薬剤は?

A

本剤(バクシダール®錠100mg/錠200mg)との併用に注意が必要な薬剤は、以下のとおりです。

  • フェニル酢酸系非ステロイド性消炎鎮痛剤(ただし、フェンブフェンは併用禁忌);ジクロフェナク、アンフェナク等
  • プロピオン酸系非ステロイド性消炎鎮痛剤(ただし、フルルビプロフェンアキセチル、フルルビプロフェン及びエスフルルビプロフェン・ハッカ油は併用禁忌);ケトプロフェン、ロキソプロフェン、プラノプロフェン、ザルトプロフェン等
  • テオフィリン
  • アミノフィリン水和物
  • シクロスポリン
  • ワルファリン
  • アルミニウム又はマグネシウムを含有する製剤 (制酸剤等);ケイ酸アルミニウム、水酸化アルミニウムゲル・水酸化マグネシウム、スクラルファート水和物等
  • 鉄剤
  • カルシウムを含有する製剤
  • チザニジン塩酸塩
  • 副腎皮質ホルモン剤(経口剤及び注射剤);プレドニゾロン、ヒドロコルチゾン等

電子添文の記載は、以下のとおりです。

10. 相互作用

10.2 併用注意(併用に注意すること)

薬剤名等

臨床症状・措置方法

機序・危険因子

フェニル酢酸系非ステロイド性消炎鎮痛剤(ただし、フェンブフェンは併用禁忌)

 ジクロフェナク

 アンフェナク等

プロピオン酸系非ステロイド性消炎鎮痛剤(ただし、フルルビプロフェンアキセチル、フルルビプロフェン及びエスフルルビプロフェン・ハッカ油は併用禁忌)

 ケ卜プロフェン

 ロキソプロフェン

 プラノプロフェン

 ザルトプロフェン等

痙攣を起こすおそれがある。

痙攣が発現した場合は、気道確保、抗痙攣薬の使用等適切な処置を行い、投与を中止する。

ニューキノロン系抗菌剤によるGABA受容体結合阻害作用が、非ステロイド性消炎鎮痛剤により増強されると考えられている。

テオフィリン

アミノフィリン水和物

テオフィリンの作用が増強するので、テオフィリンを減量するなど慎重に投与する。

肝薬物代謝酵素の競合により、テオフィリンクリアランスが低下し、テオフィリンの血中濃度を上昇させることが報告されている。(参考:成人でのクリアランスで14.9%程度の低下がみられたとの報告がある。)

シクロスポリン

シクロスポリンの血中濃度を上昇させることが報告さ れているので、シクロスポリンを減量するなど慎重に投与する。

シクロスポリンの肝薬物代謝酵素活性を抑制すると考えられている。(参考:シクロスポリンの代謝に関与するヒ卜肝ミクロソーム酵素を、in vitroで64%抑制したとの報告がある。)

ワルファリン

ワルファリンの作用を増強し、出血、プロ卜ロンビン時間の延長等があらわれるので、ワルファリンを減量するなど慎重に投与する。

機序不明。

アルミニウム又はマグネシウムを含有する製剤(制酸剤等)

 ケイ酸アルミニウム

 水酸化アルミニウムゲル・水酸化マグネシウム                         

 スクラルファート水和物等

鉄剤

カルシウムを含有する製剤

本剤の効果が減弱するおそれがある。本剤を服用後、2時間以上間隔をあけて制酸剤等を服用する等注意する。

金属イオンとキレー卜を形成し、吸収が阻害される。

チザニジン塩酸塩

チザニジン塩酸塩の血中濃度が上昇し、チザニジン塩酸塩の副作用が増強されるおそれがある。

チザニジン塩酸塩の主代謝酵素であるCYP1A2を阻害し、チザニジン塩酸塩の血中濃度を上昇させる可能性がある。

副腎皮質ホルモン剤(経口剤及び注射剤)

 プレドニゾロン

 ヒドロコルチゾン等

腱障害のリスクが増大するとの報告がある。これらの薬剤との併用は、治療上の有益性が危険性を上回る場合のみとすること。

機序不明。


[関連FAQ

  • 電子添文(10.2項)[2024年5月改訂(第3版)]

2025/10/29

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