本剤(バクシダール®錠100mg/錠200mg)の投与中に、チモール混濁反応を用いる検査を実施した場合、検査値が見かけ上の低値を示すことがありますので注意してください。
電子添文の記載は、以下のとおりです。
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12. 臨床検査結果に及ぼす影響 チモール混濁反応を用いる検査値に影響を及ぼすことがある(見かけ上の低値)。 |
[解説]
ラットの血清にノルフロキサシン0.5、1、2μg/mLを添加してチモール混濁試験(TTT)を測定した結果、自動分析装置でのTTTには各検体とも有意な影響を与えなかった。一方、Maclaganの方法によるTTTでは1μg/mL添加で測定値の16%の低下がみられたが(p<0.05)、2μg/mL添加では測定値の低下はみられなかった。
- 電子添文(12項)[2024年5月改訂(第3版)]
- 解説;インタビューフォーム(VIII.9.臨床検査結果に及ぼす影響)[2025年6月改訂(第26版)]
2025/10/29