医療関係者向け情報

１

準備

• 綿棒などで外耳道をきれいにしてください。
• 点耳薬を使用時には部屋の温度に戻して使用してください。
• 火傷の危険があるため過度な加熱（湯せん、電子レンジ）は止めてください。

※冷たい薬液をそのまま耳に入れると、「めまい」を起こすことがあります。

２

点耳（てんじ）

• 悪いほうの耳を上にして横向きに寝て、耳の穴が地面と垂直になるように頭の位置を決めます。
• 医師の指示した量の点耳薬を容器の先端が直接耳に触れないように注意して滴下してください。

※薬の容器の先端が直接、耳や皮膚に触れないようにしてください。

３

点耳後

耳浴（じよく）

• 耳たぶを1~2回指で引き上げてゆするようにするとお薬が患部に到達しやすくなります。
• 点耳後は約10分間、そのままの姿勢でじっとしていてください（耳浴）。

４

耳浴後

• 清潔なガーゼかティッシュペーパー等を耳にあてて 起き上がります。
• 耳の外に流れ出た点耳薬を拭き取ってください。

【注意】

• 本剤は、点耳用にのみに使用してください。
• 医師の処方通りに使用してください。
• 何か異常があった場合は、すぐに医師、薬剤師に相談するように指導してください。
• 1回の点耳薬の滴下回数、1日の点耳回数、投与期間は医師の指示に従うように指導してください。

14. 適用上の注意

14.2 薬剤交付時の注意（一部抜粋）

患者に対し以下の点に注意するよう指導すること。

〈耳科用〉

・冷所保存した薬液を点耳する際、薬液の温度が低いと眩暈を起こすことが考えられるので、使用時には部屋の温度に戻して使用すること。

・薬液汚染防止のため、点耳のとき、容器の先端が直接耳に触れないように注意すること。