本剤(小児用バクシダール®錠50mg)の用法及び用量は、以下のとおりです。
本剤は他の抗菌剤が無効と判断される小児患者にのみ使用してください。また、投与期間はできるだけ短期間(原則として7日以内)にとどめてください。
- ノルフロキサシンとして、通常1日体重1kg当たり6~12mgを3回に分けて経口投与する。なお、症状により適宜増減する。
ただし、本剤を「腸チフス」又は「パラチフス」の治療に用いる場合の用法及び用量は、以下のとおりです。
- 腸チフス、パラチフスの場合は、ノルフロキサシンとして1日体重1kg当たり15~18mgを3回に分けて、14日間経口投与する。
なお、炭疽の発症及び進展抑制における投与期間については、米国疾病管理センター(CDC)が類薬であるシプロフロキサシンについて60日間を推奨していますが、本剤で炭疽を対象とした臨床試験は実施していません。
電子添文の記載は、以下のとおりです。
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6. 用法及び用量 本剤は他の抗菌剤が無効と判断される症例に対してのみ投与する。 ノルフロキサシンとして、通常1日体重1kg当たり6~12mgを3回に分けて経口投与する。 なお、症状により適宜増減する。 また、投与期間はできるだけ短期間(原則として7日以内)にとどめること。 ただし、腸チフス、パラチフスの場合は、ノルフロキサシンとして1日体重1kg当たり15~18mgを3回に分けて、14日間経口投与する。 |
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7. 用法及び用量に関連する注意 〈腸チフス、パラチフス〉 7.1 本剤が50mg錠であることから、下記の表を目安とすること。
〈炭疽〉 7.2 炭疽の発症及び進展抑制には、類薬であるシプロフロキサシンについて米国疾病管理センター(CDC)が、60日間の投与を推奨している。 |
[補足]
成人には、本剤ではなく、バクシダール®錠100mg又はバクシダール®錠200mgを使用してください。
- 電子添文(6項、7項)[2024年5月改訂(第3版)]
- 補足;バクシダール®錠100mg/錠200mg電子添文[2024年5月改訂(第3版)]
2025/11/26