本剤(ナゾネックス®点鼻液50μg)の投与により、全身性の作用(クッシング症候群、クッシング様症状、副腎皮質機能抑制、小児の成長遅延、骨密度の低下、白内障、緑内障を含む)が発現する可能性がありますので、特に本剤を長期間、大量に投与する場合には、定期的に検査を行い、全身性の作用が認められた場合には適切な処置を行ってください。
通年性アレルギー性鼻炎の患者においては、長期に使用する場合、症状の改善状態が持続するようであれば、本剤の減量につとめてください。
小児への投与においては、成長遅延の発現に注意するため、身長や体重等を定期的に確認してください。
本剤の投与が数ヵ月以上にわたる場合は、鼻中隔潰瘍等の鼻所見に注意してください。
電子添文の記載は、以下のとおりです。
8. 重要な基本的注意 8.2 全身性ステロイド剤と比較し可能性は低いが、点鼻ステロイド剤の投与により全身性の作用(クッシング症候群、クッシング様症状、副腎皮質機能抑制、小児の成長遅延、骨密度の低下、白内障、緑内障を含む)が発現する可能性がある。特に長期間、大量投与の場合には定期的に検査を行い、全身性の作用が認められた場合には適切な処置を行うこと。 8.3 通年性アレルギー性鼻炎の患者において長期に使用する場合、症状の改善状態が持続するようであれば、本剤の減量につとめること。 8.4 本剤の投与が数ヵ月以上にわたる場合は、鼻中隔潰瘍等の鼻所見に注意すること。 |
9. 特定の背景を有する患者に関する注意 9.7 小児等 9.7.1 長期間投与する場合には、身長等の経過の観察を十分行うこと。また、使用にあたっては、使用法を正しく指導すること。全身性ステロイド剤と比較し可能性は低いが、点鼻ステロイド剤を特に長期間、大量に投与する場合に小児の成長遅延をきたすおそれがある。 |
- 電子添文(8.2項、8.3項、8.4項、9.7.1項)[2023年1月改訂(第3版)]
2023/10/17