ドクターサロン66巻9月号(8.2022)

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結核予防会複十字病院膠原病リウマチセンター長 谷口敦夫 先生

高尿酸血症の治療方針についてご教示ください。「高尿酸血症・痛風の治療ガイドライン第3版2019」では、心血管イベント抑制を目的として尿酸値を降下させることは推奨されないとしながらも、無症候(痛風発作のない)症例においても、患者背景によっては血清尿酸値)8で薬物治療を認める記述です。「エビデンスにもとづくCKD診療ガイドライン2018」では、腎保護のための尿酸低下を弱く推奨しています。欧米諸国のガイドラインに比べてやや突出した印象があります。新規の尿酸産生抑制薬では非劣性が証明されず、FDAがブラックボックスアラートを出しています(CARES試験)。高尿酸血症への対応はどのようにとらえたらよいでしょうか。(栃木県勤務医)

杏林大学呼吸器内科学教授 石井晴之 先生

間質性肺炎治療後もKL-6値が900U/mLと高値が続いている患者について(無症候性、SpO2 98%、LOH値、白血球数、白血球分画、XP正常)経過観察でよいでしょうか。ご教示ください。(北海道開業医)

関西医科大学香里病院病院長 岡崎和一 先生

IgG4-RDについて
1) 60代男性、特記すべき疾患なし。数年来、血清IgG4値160~190㎎/dL(標準値5~117㎎/dL)と高めで推移しています。「2020年IgG4-RD包括診断基準」の項目2は満たしていますが、項目1に該当する臓器病変が見当たらず、したがって項目3も満たさずIgG4-RDとはいえません。このようなケースに考えられる病態と、今後の検査、経過の注意点についてご教示ください(IgG4/IgG比:0.13~0.15)。
2) 一方でこのケースでは非特異的なIgEが590~640mEq/dL、好酸球数540~650とアレルギー疾患の関与も疑われると思いますが、IgG4-RDとの関連についてはいかがでしょうか。
(岡山県開業医)

東芝林間病院副院長 川名憲一 先生

アニサキス症についてご教示ください。(神奈川県開業医)

東京大学医科学研究所・感染免疫部門・ワクチン科学分野・教授 石井健 先生

新型コロナウイルスの抗体についてご教示ください。
・変異株(Δ、β、α、γ)による違いがあるのか
・感染を防ぐ値はあるのか
・SARS-COVID-2スパイクとSARS-COVID-2Total抗体の違い
(埼玉県開業医)

帝京大学医学部皮膚科学講座准教授 鎌田昌洋 先生

アトピー性皮膚炎の外用剤(タクロリムス・デルゴシチニブなど)についてご教示ください。(北海道開業医)

国立病院機構岡山医療センター院長 久保俊英 先生

乳幼児の肥満に対する漢方薬の内服、特に防風通聖散の効果についてご教示ください。(大分県開業医)

国立成育医療研究センター眼科診療部長 仁科幸子 先生

乳児の先天性内斜視の手術適応についてご教示ください。現在11カ月の男児。生後4カ月健診では斜視と判断されませんでした(ペンライトで正中反射あり)が、生後5カ月時の視診で右内斜視があり、眼科紹介となり、先天性両内斜視と診断され経過観察されています。生後11カ月で明らかな内斜視とわかりますが、整容的な理由のみでは手術適応にはならないのでしょうか。(大分県開業医)

日本臨床栄養協会理事長 多田紀夫 先生

鳥取赤十字病院副院長 荻野和秀 先生

三越厚生事業団顧問 中村治雄 先生

東京慈恵会医科大学名誉教授 細谷龍男 先生

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