潰瘍性大腸炎・クローン病治療剤「ペンタサ錠500」の新発売について
2008年10月 1日
株式会社キョーリンの子会社である杏林製薬株式会社(本社:東京都、社長:古城格)は、潰瘍性大腸炎・クローン病治療剤「ペンタサ®錠500(一般名:メサラジン)」を本日、新発売(剤形追加)いたしました。
杏林製薬(株)と日清キョーリン製薬(株)は、1996年7月より「ペンタサ®錠250」を並行販売し、潰瘍性大腸炎・クローン病の治療に貢献してまいりました。
「ペンタサ®錠500」は、1日服用錠数を減らすことによる患者負担の軽減、アドヒアランス※並びにQOLの改善を目的に開発した薬剤です。また、剤形は円形錠である「ペンタサ®錠250」と識別するため、カプセル型の変形錠といたしました。
炎症性腸疾患(潰瘍性大腸炎及びクローン病)は、下痢や下血を頻回に生じ、社会生活に支障をきたすおそれのある難治性疾患です。その病因は特定されておらず根本的治療法が無く、ペンタサなどのメサラジン製剤やステロイド製剤等により、活動期症状を抑え、寛解に導入すること及び寛解状態を維持することが治療目標となっています。
杏林製薬(株)は、2008年10月1日に日清キョーリン製薬(株)を吸収合併しました。今後は、杏林製薬(株)が「ペンタサ®錠250」「ペンタサ®注腸1g」に加えて「ペンタサ®錠500」を販売するとともに周辺情報も含め最新の情報を提供することにより、炎症性腸疾患の治療に一層貢献してまいります。
※アドヒアランス:医師や薬剤師などから指示されたことに従うというよりも、患者自身が責任を持って治療法を守るという考え方。
詳しくは下記のPDFファイルをご覧ください。